詩人:弓月 あお | [投票][編集] |
僕は最低だ
自分だけが傷ついたふりをして
本当は傷つけてばかりだ
誰かの差し出してくれる手を
誰かが向けてくれる優しさを
自ら拒絶してはまた望んだ
そのたびに誰かが悲しむ事を
誰かが傷つく事を知っていながら…
とうとう君が壊れた
とうとう彼が壊れた
とうとう彼女が壊れた
とうとう世界が壊れた
もっともっと
僕が強ければ良かった?
そうしたら僕が傷つくだけで済んだ?
ごめん
僕は弱いから
傷つけるしか出来ないんだ
僕がもっと強ければ
僕だけ苦しめば良かったのに
誰も悲しませずに済んだのに
ごめん
僕は弱いから
傷つけるしか術を知らないんだ
ごめん
詩人:弓月 あお | [投票][編集] |
ここで笑ってここで泣く
ここで怒ってここで笑う
全てを計算して
自分の意思とは異なった感情を動かす
まるでそれはロボット
不器用な言葉もなくて
飾られた言葉で感情を抑えて話す
まるでこれもロボット
だから
簡単に人を信じない
簡単に人を裏切れる
傷つく事も本当は知らなかったりして…
傷つけてる事にも気付けなかったりして…
右手と右足同時に突き出したりして…
うまく笑えてなかったりして…
最近じゃロボットでも出来る事
まだ上手くこなせない
いつか人と信頼し合えるように
もっとうまく笑ったり出来るように
ロボットみたいな心と向き合おう
そしたら今よりましになるかな?
でもまだ僕はロボット
ロボット
ロボット
ロボット
せめて壊れないでくれれば…
詩人:弓月 あお | [投票][編集] |
「頑張れ」って簡単にいうけど
どうすればいいの?
誰か教えて
結果の残らない苦しみを
乗り越える方法を
誰か教えて
ふと幼い日の記憶が目を覚ます
“精一杯頑張っている姿がかっこいい”
9回裏 2アウト 満塁
まだやれる
たとえ空振り三振でもいいじゃない?
何にもしないよりは
随分良いよ
精一杯やればいい
ただ
それだけ…
詩人:弓月 あお | [投票][編集] |
どうして、かな?
何が、いけなかった?
あなたと彼、
お似合いだって思ってたのに
どうして、壊れた?
もう今は別々の場所
あなたの心も
彼の心も
泣いているよ
あたしには聞こえる
きっと今でも想いあってる
だから
「離れよう」なんて言わないで
自分自身を責めるのも
自分自身を傷つけるのも
もう止めて
たぶんもっと器用に生きていたら
2人上手くいってた
だけど潰れないで
神様がいるとしたら
乗り越えられる人の前にだけ
神様は壁を作るのだから
苦しかったら支えてあげるよ
2人の笑顔を見届けてあげるよ
あなたと彼が乗り越えたら
その下で
相手の気持ちとか
自分の気持ちとか
深く考えすぎてるんだよ
考えれば考えるだけ
足が絡まって沈んでいくよ?
もっと素直にいってもいいんじゃない?
充分我慢してきたでしょ?
そろそろ素直にいってもいいよ
あなたも、彼も、お互いに…
簡単じゃないかも、だけど
あと1歩、踏み出す勇気
あたしがあげるよ
背中も押してあげるよ
ほら、
顔をあげて
いって来い!!
あたしがちゃんと
責任もってあげるから
詩人:弓月 あお | [投票][編集] |
たぶんきっと本音は
「生きたい」思っとる
俺だけやなくて
たぶんみんなが――
せやけど窮屈な毎日に
嫌気が差すんもホンマやろ?
「死にたい」思うんもホンマやろ?
でもな、忘れんとってくれ
望まれんと生まれたヤツなんかおらへん
俺もお前も
きっとみんなが――
誰にも愛されへんヤツなんかおらへん
俺もお前も
きっとみんなが――
不安やったら俺んとこ来いや
死にとうなったら俺んとこ来いや
俺が目一杯愛したるから
望まれんと生まれたヤツなんかおらへん
誰にも愛されへんヤツなんかおらへん
それだけは忘れんとってくれ
せや
きっとこの先楽しぃ事あるで
ええ事と悪い事は
半分ずつあるんやから
次はええ事あるよ
俺にもお前にも
きっとみんなにも――
ホンマは生きたいんやろ?
俺には聞こえる
本音が言うとる
「生きたい」言うて―
詩人:弓月 あお | [投票][編集] |
あなたの心と同じくらい
真っ白だったユニフォームが
今は洗っても落ちないくらい
汚れている
それは一種の勲章のように
あなたの背中に光る背番号
あなた自身が誰よりも
輝いて見えるよ
それは一種の幻のように
あなたが頑張っていること
ちゃんと分かってるよ
ずっと見てきたから
ただそう、一途に
それは一種の子供のように
ファインプレー?
期待してない
ホームラン?
期待してない
ただ我武者羅にひたむきに
ボールにくらい付く姿
そんなあなたを見ていたい
あなたの背中の背番号9
世界で一番似合ってるよ
野球が心を熱くする
あなたの大好きな野球を
あたしも好きになりました
これからもずっと
そのままのあなたを
応援しています
詩人:弓月 あお | [投票][編集] |
平凡な毎日が
当たり前に流れてく日常が
大切に思える様になったから
大切な人を傷つけずに
過ごせる気がした
当たり前を当たり前に、ではなくて
当たり前を特別なもの、なんだと
心に刻んで
詩人:弓月 あお | [投票][編集] |
もうあたしは壊れてしまおうと思います。
あなたが壊れてしまう前に…。
そうすればあなたが生きられるはずなので。
あたしが代わってあげられる程度の
問題ではない事くらい分かっています。
それでも力になってあげたいのです。
少しでもあなたに笑っていて欲しいのです。
ずっとずっと傍にいて
「頑張ったね。」って言ってあげたいの。
ずっとずっと傍にいて
話を聞いてあげたいの。
どうしてあたしは
あなたが一番辛い時
一番近くにいてあげられないんだろう。
どうしてあたしは
あなたの痛みに
言われるまで気付いてあげられないんだろう。
泣いても泣いても涙が枯れても
あなたの痛みには届かないのに…
あたしはあなたの友達失格ですか。
何にもしてあげられなくて
ごめんね。
ごめんね。
もうあたしは壊れてしまおうと思います。
あなたが壊れてしまう前に…。
そうすればあなたが生きられるはずなので。
あなたに生きてて欲しいのです。