詩人:弓月 あお | [投票][編集] |
君の隣。
それは僕の好きな場所。
止まるはずない時間さえ
止まっているかのようで
でも確かに流れている感じ。
僕が優しくなれる場所。
君を愛しく想える場所。
どれだけ手を伸ばしても
僕なんかじゃ踏み込めない
って
思ってた場所。
だけど
この僕の願い
風に乗せて
そっと運んだ。
いつかは君に届く。
そう信じて――
君は見つけた。
僕の願いを乗せた風を。
笑って受け止めてくれた。
やっぱり君が好きだ
って
思った。
だから今
僕はいるんだ。
君の隣。
僕の好きな場所。
僕の隣。
僕の好きな人。
もう絶対
離してやんない。
詩人:弓月 あお | [投票][編集] |
心が不安定、なんてよく言ったもんだ
そんなの 逃げ の台詞なのに
あたしがそこにいる意味なんて
誰に問いたって変わらないのに
いるか いらないか なんて
あまりにも曖昧すぎて
余計に苦しくなるだけなのに
欲しかったのは そんな適当な台詞じゃなくて
強く抱きしめて放せないほどの
でっかい愛情 だったりして…
あたしが必要だ なんて言ってくれたから
勝手に消えたりしないで欲しかった
こんなに苦しくなるんなら
初めから独りで良かったのに
優しくなんてしなくていいのに
欲しかったのは そんな適当な気持ちじゃなくて
強く抱きしめて放せないほどの
でっかい愛情 だったり
心の落ち着く居場所 だったのに…
詩人:弓月 あお | [投票][編集] |
今度はあたしが
あなたの「幸せ」を願うよ
だとか
皆で一緒に「幸せ」になろうね
だとか
そんな言葉が
本気で叶う
って信じてた
だけど
最近は違う
あたしは気付いたら
置いてけぼりじゃんか
「幸せ」なんかどこにもないし
触れることさえ出来ないし…
誰か知ってんの?
だったら教えてよ
あたしの「幸せ」
どこにあんの?
いつになればやって来る?
あたしに「幸せ」なんて来る?
気付いたら周りは「幸せ」じゃんか
あたしは置いてけぼりじゃんか
皆は「幸せ」
あたしは「不幸せ」
でもあたしは泣かないから
半分以上諦めたから
つらい苦しい哀しい切ない
そんな気持ちに慣れていく
当たり前になっていく
そうして涙が枯れてった
あたしの「幸せ」手にする前に
詩人:弓月 あお | [投票][編集] |
指先が覚えてる
あなたの名前
自然と書くのは
その名前
私の瞳が覚えてる
あなたの姿
自然と追うのは
その姿
私の身体が覚えてる
あなたのぬくもり
自然と求めるのは
そのぬくもり
私の心が覚えてる
あなたの全て
自然と思い描くのは
その全て
だけど
もう
あなたはいない
私の傍にはいてくれない
思い出すたびに
苦しくて切なくて
堪らなくなる
抱きしめて欲しくなる
こんなに苦しいのは
もう嫌だよ?
だから
もう一度
私を好きになっては
くれませんか?
私はあなたが
愛しくて堪らない
ねぇ
好きだよ?
大好きだよ?
心から
愛してる
詩人:弓月 あお | [投票][編集] |
僕にはこれしかないんだ
とか
僕にはこの人しかいないんだ
とか
何かひとつ
誰か一人に
執着を持ったことがないんだ
いつも中途半端で曖昧で
そのくせ僕を愛して欲しくて
多勢の中の一人じゃなくて
真っ直ぐ僕だけ見ていて欲しくて
堪らなく手だけ伸ばしてた
だけどね
どれだけ追いかけても
遠くなっていくばかりで
僕なんか必要ない?
途轍もなく不安になるんだよ
いつか
もしかしたらそれはすぐそばの
いつか
今手にしている
僕の大切なもの
僕の大切な人まで
すべて
消えたりしないだろうか
とか
曖昧な僕はそう
いつも
曖昧な関係
だからもっと
不安になる
分かってはいるんだ
でもね
どうすることも
出来ない僕には
曖昧な僕だから…
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僕の想いはただの一度も
君に伝うことを知らない
僕の願いはただの一度も
君に叶うことを知らない
空気の中を掻き分けて
誰も知らないどこか遠くまで
突き進んで行くような
虚しさに酔いしれながら
君の笑顔を頭に描いて
君の涙を心に映して
僕の笑顔を君のために
そっと捧げてゆきましょう
僕の涙を君の影に
そっと隠してゆきましょう
そんな風に生きてゆきましょう
それが
僕の歩いてく道
僕が歩いてく道
詩人:弓月 あお | [投票][編集] |
好き
大好き
あなたが好き
すごく好き
あたしは何度も言うよ
あなたが好き
もう抑えきれないほどに
あなたが好き
大好き
あたしは何度も言うよ
この想いあなたに届くまで
何万回でも言ってみせるよ
そのうちのたった一回でもいい
あなたのもとへ届くまで
詩人:弓月 あお | [投票][編集] |
「時が解決してくれる」なんて言葉
信じていつまでも待ってても
なんの解決にもならないの
本当に大事なことから
目をそらしてるだけだから…
自分がどれだけ正しいと
思っていても最後の
残りのたった1%だけでも
お互いに歩み寄らなくちゃ
前に進むことにはならない
そりゃ もちろん怖いよね
その気持ちは分かるよ
だけど想いは言葉にしなくちゃ
誰にも伝わらないものだから…
時にぶつかりあうことも
時に離れていくことも
人間だからあるだろうけど
強く強く思い続けられたら
絆は切れない
だから
時には本気で語ることも
大切なことなんだよ
伝えることが大事なんだよ
詩人:弓月 あお | [投票][編集] |
届くはずのない想いを抱え
遠い君に向けて飛ばした紙飛行機
重力に負けずに
君のもとまで
ちゃんとたどり着いたら
伝えるつもりだよ
でも本当は分かっていた
はじめからずっと
君は遠くにいるから
この想いは届くはずないこと
届かないから叶わない
届かないなら捨ててしまおう
僕の想いは海の底へ
はじめから無かったことに
してしまいたい
遠く遠く君のもとへ
伝うこと無き想いは深く
僕の想いは海の底へ
涙が深くへ連れてった
詩人:弓月 あお | [投票][編集] |
闇の中にいるでもなく
光の差し込むとこでもなく
灰色の世界に立っている
君を見失ってしまった僕は
どうするでもなく
泣いていた
ただ君の名前を
ただ君の笑顔を
ただ君の全てを
胸に抱え込んだまま
忘れちゃいけないのに
忘れてしまいそうになる
君の名前も
君の笑顔も
君の全ても
大切なはずなのに
灰色の世界に
僕は逃げ込んだ
今までいた場所に嫌気がさして
でも
君がいない世界は
もしかしたら
白よりも白くて
黒よりも黒いとこ
灰色でもないとこ
楽しくなんか無かった
希望なんか無かった
ただ君がいてくれたら
僕はどこにだってヒカリを
見つけられる
って
今更気付いたんだ
君はまだ僕を
忘れないでいてくれる?
もうすぐ
迎えにいくから
この
灰色の世界を抜け出して…