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EASYの部屋  〜 新着順表示 〜


[1111] 
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喜怒哀楽は表現である

幸せや不幸とは
関係がない


それは

絵やメロディーの様なもので

絵の具や音符のようなもので

優劣や善悪じゃない



平等であることを
人が口にする時

僕たちはそれを
口にするだろう


幸せであることを
人が口にする時

僕たちはそれを
口にするだろう



人生は表現である

それは絵であり
それはメロディーであり

それは詩である


それは
あなたの美しき色だ



感情の針は
振れれば振れるほど

それは
とても美しい


悲しみが醜いとは
聞いた事がない


それは喜びと
同等のものだ


それと同じ
美しきものだ



恋をするのと
似たようなものだ



死ぬまでに

いつか死ぬまでに

必ず死ぬまでに


どれだけの景色を
心に映せるだろうか



君の涙は
不幸ではない

君の涙は
美しき表現だ



僕たちは感情を
踊る表現者だ


絵描きや歌人や
詩人のような存在だ



この旅は君の
作品のようなものだ


涙は拭かないで
流すものだ

笑いは耐えないで
吹き出すものだ


夕日は沈み
雨は降り
空は澄み渡り

夜空は輝くものだ



喜怒哀楽は僕たちの
表現の源だ


この宇宙に溢れてる
無限のエナジーだ


不安なんかいらない
君はただ委ねるだけさ


この美しき景色の旅を
表現するだけだ


足し算より感性で
描いてみせるだけなんだ

2011/04/14 (Thu)

[1110] 平日の朝
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目覚まし時計を止めた僕は

もうほとんど夢を忘れてしまっている

その名残だけを便りに
初恋の感覚を思い出す


平日の朝に流れる空気は
その香りを一瞬で消し去る

空気清浄器の様だ






空っぽになった僕の心は
今日一日を詰め込まなければならない

それはまるで

煙草で真っ黒になる事を義務付けられた

子供の肺のようだ






テレビをつける

批判に批判をしているコメンテーターを
批判をするほど批判が好きじゃないので

僕は深く笑ってみせた




僕はきっと朝だから
忙しいはずなのだが

マンネリはよくないと
唐突に思ったので

ベランダに出て取り合えず
景色を眺めた



景色はとても騒々しくて
それは正に朝のそれであった

人々は時限爆弾の装置でも背負っているかの様に

先を急いでいる


鳩とカラスと猫だけが
時限爆弾を持ってない


僕にもそれは可能だろうか

僕はそう考えた



僕は息を大きく吸って
そして吐いた



それを可能にしたのだ




そして僕は言い聞かせた
別に悪い事をしてる訳じゃない


僕はただ

息を大きく
吸って吐いただけなんだ



雲は見たことないくらい
ゆっくりと流れて


目覚まし時計を止める前の

もうほとんど忘れていた
夢を思い出させてくれた

2011/04/03 (Sun)

[1109] 人と人とを繋ぐもの
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ねぇ笑ってよ

君が君でいる為に
笑ってよ


もし
そうでないのなら


泣けばいい

君が君でいる為に
泣くことも必要だ




ねぇどうか
忘れないでほしいんだ

君が君でいることが
素晴らしいっていうことを


変に人に合わせずに
僕も僕でいるからさ

君も君でいればいい



それでも僕ら


おんなじ涙と笑顔を
みんな持っているからさ


君が君で
僕が僕でも


意外と分かり合えるんだ


分かったような
顔しなくても


心は分かり合えるんだ


知識は詰め込むだけだけど

心は分かり合うだけだ




それはそう
いつまでも


忘れちゃいけないことなんだ


知識より心の方が
人と人とを繋ぐこと



2011/04/01 (Fri)

[1108] 風は穏やかに吹かせるものだ
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僕は

なんの目的もなく仕事を辞めて

なんの目的もなく
また新しい仕事をしようとしている

人は生まれ変わると言われているが

僕は死んでもいないのに
生まれ変わろうとしているのだ

そしてまた
なんの目的もなく

生まれ変わろうとしているのだ

過去のいっさいとの関わりを

僕は止めたのだ

そしてこれからは
訳のわからない未来が

きっと待っているのだ


新しい人間関係を築くのは容易ではない

普通の人間なら
僕もそうだが

それにはかなりの
エネルギーを消費しなければならない


本当なら光合成でもしながら
植物の様に日光を浴びて

生きていければいいのだが

僕はそうもいかない様だ


僕にはお金が必要で
家賃も払わなければならない


なんの目的もないようではあるが

家賃を払うという目的はあるのだ

今さら大家に向かって
家賃を払わないで住まわして下さい
日光浴をしたいからなんて

口が裂けても言えないのだ

口が裂けた所で
追い出されるのがオチでもあるが



僕は死んでもいないが

生まれ変わらなければならない

それは僕の知らない所で

果たされるべき目的なのだ


だから
何も知らない僕は

目的なんかは知らないのだ

僕は
すべての過去を捨ててきたが

記憶にはしっかり留めてある

それは丁度

僕自身であるかの様に
いつもここにあるのだ

記憶ではなく
僕自身として

身に纏っているのだ



僕は変わらないものを
僕の中に持っていて

僕は新しいものを
僕の中に持っている


僕も
歳を取ったのかも知れない

意見が二つに分かれれば
どちらにも頷けてしまい

笑う事しか出来ないからだ

きっとそんな奴は
社会では窮屈なのだ


でも
釣った魚だけで飯は食えないから


新しい仕事を探すのだ



目的なんて
僕の知らない所にあればいい

笑う事しか出来ないならば

それもそう悪くない

2011/03/19 (Sat)

[1107] 
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命より大切なものが見える

それは


命を尊く想える
人の心だ


命より大切なものを抱えて
僕たちは生きている



それは死んでも失う事がない

素晴らしいものだ



どうか人達よ
胸を張ってほしい


悲しみの涙の美しさに
誇りを持ってほしい


死んでも失われる事のない

永遠を持つ僕たちの
美しさに気づいてほしい



あなたは何も失ってはいない


こんなにも美しい
出逢いを手にしたのだから


あなたの涙と僕の涙は
同じ成分で出来ている




この宇宙にある

美しさという感性を
形にした液体だ




僕たちには別れがある



それは美しさを具現化できる

最高峰の表現だ




僕の涙と君の涙は
同じ成分で出来ている


宇宙で一番美しいものを
僕たちは命を賭けて

表現しに来た宇宙のチリだ


僕たちはみんな
ひとつの宇宙の塊だ


あなたの涙は
永遠の別れを表現したものじゃない

あなたの涙は
永遠の美しさを表現したものだ


僕たちは宇宙の果てで
永遠の美しさとして


夜空となってまた出逢う


命を尊く思う
人の心を借りながら

僕らは今涙を流し
その手を取り合った

2011/03/18 (Fri)

[1106] 南の島
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南の島にいる僕は
もっと君と手を繋ぎ

南の島にいる僕は
今よりずっと笑ってる

南の島にいる僕は
無条件幸福だ

南の島で会えたなら
全てを包み隠さずに


君に全部打ち明けよう


南の島で会う時は
すべての誤解は晴れるだろう




僕らはみんな
そこからみんなやって来た


南の方からやって来た


そして南に帰るのさ






うまく言葉にする為に


今はただ
その場所を


南の島としておこう

2011/03/10 (Thu)

[1105] 生の哲学
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理解しようとする事は
怒りを静める事である

理解をしたという事は
解放される事である

理解しないという事は
苦しみの事である

理解できないという事は
怒りの矛先である

悲しいという事は
怒りの矛先ではない

悲しいという事は
理解の入り口である

嬉しいという事は
してもらう理解ではなく

嬉しいという事は
する事ができた理解である

理解しようとする事は
怒りを静める事である

悲しみというものは
理解され得た感情だ

悲しみというものは
怒りに変えてしまうより

悲しみというものは
美しさにするべきだ


それは人が手にできる
質の高い喜びだ

2011/03/01 (Tue)

[1104] 遅刻の正当化
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野球でさ

気持ちで打った決勝打ってあるじゃん


サッカーでさ

最後は気持ちの勝負って言うじゃん


幽体離脱ってさ多分気持ちじゃねぇ


ほら、仙人とかってさ
もう形にこだわらないじゃん
もう霊的な訳じゃん

多分もう気持ちだけみたいな感じ


だからさぁ

俺もね、気持ちだけは行ってたんだよ


これ逆に大事でしょ


最後に重要なのは気持ちじゃん



ラモスもそう言ってるし




時間なんか
あんま気にしちゃダメじゃん

やっぱ永遠とかのが魅力的だし

きっと永遠が真実でしょ

永遠の愛とか
永遠に続く霊的な存在とか

多分そんなんじゃん


むしろ胸張っちゃっても良いぐらいじゃない?


まぁいいや
取り合えずごめん



でも時計をあまり気にしない南国の人とかって

ある意味寛大な素晴らしい人達だよね?




まぁだから
要はごめんと言う事で



将来仙人目指します

2011/03/01 (Tue)

[1103] バス
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僕はバスに乗った


目的地を運転手に聞きいた

そこには行かないと
言われたが


僕はそのバスに乗った



運転手が冷たく見えたのは

僕の心のせいかも知れない


運転手の小さなマイクが
タバコに見えて

僕はギョッとした



世の中はこんなにも
投げやりなものかと

僕はハッとした




行き先の違うバスに
僕は乗った



それはあたかも

僕の人生の様であるからだ



僕は目的地を
運転手に告げて


そこに行かないバスに
僕は乗ったのだ



外は雨が降っていて

僕の心にマッチしていたからだ

馬鹿げてはいるが
僕はそのバスに乗った


人生は目的じゃなくて
情景かも知れないと


とても思えたからだ

2011/02/28 (Mon)

[1102] 雲の形
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世界は
どんな形をしてて

どんな味がするのだろう




もし世界が
不平等だとしても

僕にはあまり関係ない

僕が世界を
平等に見るからだ


もし世界が
不自由だとしても

僕にはあまり関係ない

僕は世界を
自由に見るからだ




世界は
どんな形をしてて

どんな味がするのだろう




とても大きなこの空に
僕はそれを問いかけた


それを映した心の中に
僕はそれを投げかけた




僕が映したこの雲が
言葉に出来ない感情を

形にしてる雲だから


ただ綺麗なだけじゃない
美しすぎる雲だから



それより大きな心の中に

僕はそれを投げかけた

2011/02/27 (Sun)
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