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あなたが死んだら
何人の人が涙を流すだろうか?
それならば
誰かが死んだら
あなたは何人の人に涙を流すだろうか?
その笑顔に
涙は頬を伝わりますか?
その涙に
笑顔で頬は緩みませんか?
僕達は
何を大切にして
生きて行けるのだろうか?
幸せは
涙と手を繋ぎませんか?
生まれて生きる僕達へ
僕達は
何を大切にして
生きて行けるのだろうか?
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見る場所によって
見え方が違う
見てるものが同じでも
見る角度によって
見え方が違う
答えだってそうさ
同じ答えでも
違って見える
同じなのに
違うものに見える
ただ少し
立ち位置が違うだけで
信仰 神様 哲学 人種
みんなそうだ
みんな同じなのに
ただ
立ち位置が
対面なだけなのに
戦争 文明 生命 科学
答えは同じだけど
見る場所柄
見え方が
ただ違うだけなのに
違うものってしちゃってる
みんなそうだ
何もかも
全部おなじだ
すべて答えだ
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神の存在について
彼等は疑問を持ち始めた
もし神がいなければ
それは馬鹿げているからだ
神を見たか?
神はいると思うか?
神は証明できるのか?
神は定義できるのか?
彼等は疑いを持ち始めた
それに実体がないのなら
それは
大そう馬鹿げているからだ
神がいないなら
この祈りも信仰も
大そう馬鹿げているからだ
神は存在するのか?
それは証明できるのか?
彼等は議論を始めた
それは、大そう馬鹿げているので
彼等は、その実体の真相を解き明かすまで
その議論を止めなかった
もし
それに実体が無いのなら
その馬鹿げた事は
一刻も早く終わらせるべきであったからだ
その足枷を外す為に
彼等は議論した
それは哲学と呼ばれたが
そこで議論されたのは
大きく別けて
立証と反証の二種類だ
彼等は
袋小路に入り込んだ
彼等は言う
もし、神がいなければ
それは大そう馬鹿げていると
自分で決めた事を
わざわざ証明する事は
大そう馬鹿げた事なのだ
彼等は言った
神を証明しよう
それを反証しよう
だが彼等は
言わなかった
あなたは神が好きですか?それとも、嫌いですか?
そして、それは何故ですか?
彼等はその様な事は
一切口にしない
それは彼等にとって
大そう馬鹿げていたからだ
もし神がいなければ
それが馬鹿げてしまう様に
そう言ってしまう事も
それ同様
大そう馬鹿げた事なのだ
右から届かないものは
左からも届かない
その距離は同じだ
彼等は言う
神を証明できるのか?
それは言う
自分を証明できますか?
スケールは違うが
それもまた
大そう馬鹿げた事なのだ
しかしこれは
よい兆候だ
笑える事は何であれ
それが馬鹿げているからだ
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見返りを求めて
何かをする時
そこに対峙してるのは
見返りと人である
求められた見返りに見返り
更にその見返りを求めて
何かをする時
そこに対峙してるのは
見返りと見返りである
心からただ
何かをする時
そこに対峙してるのは
心と人である
受け取ったものに対しての心情が
それに対する見返りより
感謝の心であった時
そこに対峙してるのは
心と心である
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誰にも理解されない
そう思う事は
誰にでもできる
同じく
誰かを理解したい
そう思う事も
誰にでもできる
このふたつの事は
理解できたかどうかの
答え合わせが難しい
もしかしたら
それは不可能かも知れない
ただ
そのふたつが共に
誰にでも
できる事だと気付く時
あなたを理解しようとする人を
あなたは
初めて理解できるでしょう
それなら
不可能ではないでしょう
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俺に見えるからって
君にも見える訳じゃない
君に見えるからって
俺にも見える訳じゃない
俺が笑ったら
君も笑えという訳じゃない
ただ
君が笑えば
俺は笑うんだ
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どんなに大きな魚でも
それより小さな湖にはいない
どんなに大きな湖も
それより小さな陸にはない
どんなに大きな大陸も
それより小さな星にはない
どんなに大きな惑星も
それより小さな宇宙にはない
どんなに広い宇宙でも
認識できない心はない
どんなにちっぽけだとしても
あなたがいなくちゃなにもない
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僕の住む文明には
僕がいなくても日付はある
文明のある地球には
日付がなくても季節はある
地球のある宇宙には
季節がなくても時間はある
宇宙のある心には
時間がなくても自由はある
心のある僕には
自由がなくても僕は在る
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毎日少しづつ
この小さな積み木を積み上げて
大きな家を作る為
生まれて来た訳じゃない
たとえ積み木が崩れても
人はみんな恋をして
たとえ家が崩れても
喜怒哀楽は変わらない
心に家があるからだ
もっと有意義に
生きて行こうと思う人
少しでも
前進したいと思う人
でもそれは
積み木の家のことじゃない
前進は
方向を指すことじゃない
風はとても気まぐれで
無駄な力は使わない
川はいつも流れるが
仕事じゃないから疲れない
星はいつも輝くが
誉められたい訳じゃない
何かをして
それを得る訳じゃなく
何もしなくても
それを人は持っていて
それを使う為に
人は何かをするだけさ
今までやって来たことが
無駄になる事はなく
それはいつも有意義だ
損や得じゃないものを
誰も劣れないものを
何も無駄じゃないものを
尊厳というものを
在るがままでいいものを
人はみんな持っている
愛してるっていうものが
金で買えたりしないなら
それが自由な市場なら
それはそういうものだろう
僕達は
風に吹かれ動いてる
風車みたいに回るのさ
それはとても気まぐれで
それでいて
それはとても有意義だ
もし人の
笑顔や涙に惹かれたら
それはそういうものだろう