詩人:EASY | [投票][編集] |
僕にも
この花みたく
いつか終りが来ると思うと
急に切なくなって
すごく大切にしたくなる
多分少し悲しくて
恐かったりもするんだけれど
でも大好きで
儚くて
愛しくて
色んなものが
混じり合ってる
この感情は
すごく
はっきりしないから
どうしていいか
分からないくせに
どんな感情よりも
涙だけは
沢山流れてきたりする
うまく言えないけれど
言葉にならないけれど
あまり
気も進まないけれど
それはすごく
きっとすごく
綺麗なんだ
すごく儚くて
生きながらでも
この世からでも
ちゃんと
見えるじゃないか
あ、この花も
枯れちゃった‥
少し微笑んで
また涙が出た
花は綺麗だ
儚くて
きっと僕達も‥
多分
これからは
君の目を見る事が
今までより
少しだけ増えると思う
少しじゃなくて
すごく
増えるかも知れない
いつか終りが来ると思って
急に君の事が
すごく愛しくなったから
そっか
きっと初めから
これは奇跡だったんだ
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僕達の退屈は
行き過ぎた安心に
囚われた情熱が
咎めてる喜びだ
僕達の不安は
忘れ過ぎた感謝に
気付かない知識が
咎めてる笑顔だ
退屈と安心は
中身以外はおんなじだ
安心だけを求めたら
その内に
退屈がやって来るんだ
スリルだけを求めたら
その内に
不安がやって来るのさ
恋のドキドキを経て
愛に生きるとか
ドキドキはエゴで
愛は見返り求めないとか
根拠なんかないのに
順序だってないのに
ドキドキを否定して
愛は何処へ向かうの?
恋のドキドキに
感謝してみたら
少しだけ感じた
きっとこれが愛かな?
涙なんか流した
ドキドキと安心の
バランスが取りづらい
時計が刻む
世界で生きて
僕等はそれを見失う
それは同時に
僕達が
体に宿った存在の
証を示す確かな何か
今はただ
バランスが
時計の針に狂わされ
電池が切れて狂ってる
時計の針を合わせてる
本当に狂った僕達の
肉体以外を見落として
肉体ばかりに縛られて
バランスが狂ってる
肉体ばかりに狂ったり
時には
精神ばかりに狂ったり
科学から、神秘から
あの世から、この世から
片側からしか眺めない
退屈と安心は
中身以外はおなじだ
その場所も
環境も
待遇もおんなじだ
灰色は何処にもないよ
黒も白も本物で
そのバランスが灰色だ
素直に生きて
少しだけ優しくなれたら
きっとそれだけで
きっとすべてに
一番良いバランスだ
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雲の上で泣いてる
鬼か
それか女神様
どちらにせよ晴れたら
太陽は笑ってる
雲の上を飛んでる
鳥か
それかUFO
どちらにせよ夕日に
綺麗に照らされる
雲のない空にある
星か
それかお日様
どちらにせよ僕等は
その下ではしゃいでる
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世界中の人達が
世界中に想いを込めて
ごめんなさい
そんな風にできたらいいな
そしたらみんな許されるんだ
もちろん許してあげるんだ
世界中のみんながみんなを
許してあげるんだ
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ルールよりずっと価値がある
破る事よりずっと意味がある
河川敷のグランドで
飛び出した
特大ファール
監督もコーチも
審判もいない
僕達だけの
最後の野球
しばらく僕等
それに見とれて
言葉を忘れて
色んなことに
想いを寄せた
ファールかな?
どうでもいいけど
よく飛んだな
ホームランでいいんじゃねぇ
そうしとくか
それでいいか
それがいいでしょ
あまり多くを語らずに
僕達はそう言って
最後の野球を打ち切った
でも
あの時
確かに僕達は
その大きな放物線に
同じ気持ちを乗せ合った
言葉なんかいらなかった
大事なものを
忘れないよなって
約束を交してた
これから進んでいく
よくわからない
その道の入り口で
特大ファールを
ホームランにして
大事な何か
ずっと忘れないって
約束した
今もまだ
忘れてないよ
ずっと忘れないから
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ドキドキなら
僕が持ってる
君にしたなら
それが恋だよ
笑い方なら
僕は知ってる
止まらないなら
苦しくても笑うよ
高まりなら
僕は持ってる
沈む夕日に
こぼれ落ちる涙を
常識とか数式
簡単な知識は
僕のものじゃないから
多分僕は持ってない
考えは持ってなくても
感じ方は持ってる
そんな事
考えてもわからない
考えないでもわかるから
きっとそれが
大事だって
なんとなく知ってるんだ