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樂水楼の部屋


[10] 夢見月
詩人:樂水楼 [投票][編集]

天の華

地の華

幾つもの季節と
華の下を
通り過ぎてきた

再び出会えた
薄紅色を纏う華

風に舞う
夢見草を眺めながら

普段はセピア色の
向こう側で笑う
懐かしい笑顔を
思い出す

あの
懐かしく
温もりに満ちた笑顔を

薄紅色の華弁に
写し出すように

風を染めて往く
薄紅色の華に
想いを重ねつつ

温もりを携え
季節は、巡り往く・・・

2006/07/26 (Wed)

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