詩人:夕空 | [投票][編集] |
体が1つとは限らない
心が二つとは思えない
記憶と記録
そのどちらもが
解り得ない
記憶は観てる
記録は見えていた
…でも…
だからこそ
ここには何もない
記憶は心
記録は体
器無き魂は
うたかたの夢
儚いのではなく
果てしなく棄却された
…当たり前な日常…
光と物質を行き交う方舟
詩人:夕空 | [投票][編集] |
書いた為に
書かれなかった空白
その空白に書かれてる
空白を読む
空白が作る
形とは
象であって
空白で
だから
作品を観る時は
目を凝らし過ぎない様に
過ぎ去った今を作ろう
空にある
1つの雲で
隠されてしまわぬように
詩人:夕空 | [投票][編集] |
1つの花が
散る時
一枚の花弁が
波紋を発てる
…そっと静かに…
1つの花は
それで
散ったと
知る
…知る事になる…
始まり
は
終わりより
も
『ずっと』
…判り易いから…
詩人:夕空 | [投票][編集] |
全て
そこにある
誰か
私であって私ではなく
他の何モノの中にもある
同じ様に
そこに語り掛ける
耳を清まして
声を言葉にして
他者ではなく
私でもない何かに
全てであり、そこにある誰かに
詩人:夕空 | [投票][編集] |
歩く道は決まっていて
歩く日々は違っていて
歩かない道も
歩かない日々も
…どこにもなくて…
いつか歩く日が来る
時々、気が付くよ
違う日々も
違う道も
誰かではない
私が
歩くんだってね