夕空の部屋
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[825] 印
誰かの為に書いてない
でも これが
誰の陰より
濃くあればイイ
暗くあれればイイと思う
そうある事で
少しは
アナタがアナタを
見る事が出来るだろうから
少しでも見えるなら
だから君にこれを遺す
2008/12/23 (Tue)
[824] 剥
全てが
消える
この瞬間
何者でもなくなれる
だから
書いてるんだよ
それだけだよ
聞こえてる時も
見える時も
空白を探してる
いまこのトキも求めている
2008/12/23 (Tue)
[823] 逝
私は
死ぬ事は
怖くはないんだ
君が
死ぬ事が
怖いと思えるなら
幸いだと
私は思うよ
失って
怖いモノが
在る
って事
だからね
2008/12/23 (Tue)
[822] 【】
月が
欠けた
空の上に
水面に
『そして君の瞳にも』
2008/12/11 (Thu)
[821] 闇夜
染まった空が
見上げた
天空に
暗闇に
沈んだ灯に
笑ってくれたから
眩い夜空
そっと
唇を告ぐんでしまいました
…空を染めて夜は沈んで…
2008/12/11 (Thu)
[820] 月見
月から
堕ちた
その一滴が
ここで
ひっそりと
また
瞳を晒して
溢れ
落ちて逝く
綺麗ならそれは美しい
…本当にそうだろうか?…
2008/12/03 (Wed)
[819] 錆び
疲れてしまっていて
なにもかも
朽ち果てていて
荒廃し
錆びかけている
『月明かりだけが輝かしくて』
今日もまた
誰かが泣いていた
小さな笑い声とともに
2008/12/03 (Wed)
[818] 猫
猫は
死んでいて
言葉
なんて
呟けなくても
そこに死んでる
それだけで
全てを物語っていた
何故、誰も。
気付けないんだろうか?
2008/12/03 (Wed)
[817] 杯
月色に
滲んで
溢れては
くれなかった
空を濁して
月へと沈み混んで
くすんでしまっていた
この水底で
この水面に
或いはその瞳に
2008/12/03 (Wed)
[816] (…)
普通じゃない?
…あたり前でしょ…
アナタが
普通じゃないのに
私が普通に見える訳がない
アナタが普通なら
私を異常に思う事はない
…知らないんだね…
2008/11/28 (Fri)
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