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夕空の部屋  〜 新着順表示 〜


[865] 心体
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体が1つとは限らない
心が二つとは思えない

記憶と記録
そのどちらもが
解り得ない

記憶は観てる
記録は見えていた
…でも…
だからこそ
ここには何もない

記憶は心
記録は体

器無き魂は
うたかたの夢

儚いのではなく
果てしなく棄却された
…当たり前な日常…



光と物質を行き交う方舟


2009/04/24 (Fri)

[864] 白紙
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書いた為に
書かれなかった空白
その空白に書かれてる

空白を読む
空白が作る

形とは
象であって
空白で

だから
作品を観る時は
目を凝らし過ぎない様に
過ぎ去った今を作ろう

空にある
1つの雲で
隠されてしまわぬように

2009/04/17 (Fri)

[863] 絶え間なく
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雫を
落として
いく
…花弁の様に…

いつか
還って
ゆく
その瞬間に
…祈るように…


観る夢、籠の鳥
導の標、唄う


…水面の底で眠る日々…

2009/04/10 (Fri)

[862] 沈む夕べ
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形を
その影に

言葉を
その明かりに

もののモノ
拙い言葉

当たり障り
砕け散るその雫

欠ける
事なく
欠けたままに
『…沈む夕べ…』



2009/04/10 (Fri)

[861] 入れ物
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空気を編む

言葉を作り上げて

影を纏わせて

空白に

空白の形を

作り上げる


光が射し込めば



いつでも灯せるように



2009/04/09 (Thu)

[860] 
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1つの花が
散る時
一枚の花弁が
波紋を発てる
…そっと静かに…

1つの花は
それで
散ったと
知る
…知る事になる…

始まり

終わりより

『ずっと』
…判り易いから…

2009/04/06 (Mon)

[859] なるもの
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全て
そこにある
誰か


私であって私ではなく
他の何モノの中にもある

同じ様に
そこに語り掛ける

耳を清まして
声を言葉にして

他者ではなく
私でもない何かに



全てであり、そこにある誰かに

2009/04/06 (Mon)

[858] 大切
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どこに
なにを
向けていても
そこだけは忘れないで


それで
大切にし過ぎないで
ください


そしたらきっと
アナタでいられるから




…なくさないでください…

2009/04/06 (Mon)

[857] 
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歩く道は決まっていて

歩く日々は違っていて


歩かない道も
歩かない日々も
…どこにもなくて…

いつか歩く日が来る



時々、気が付くよ


違う日々も
違う道も

誰かではない
私が
歩くんだってね

2009/04/06 (Mon)

[856] 月魚
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ぽつり

ぽとり

落ちていく


水面の底に溜まっていく


眠っている

眠っていて
ずっと
待っている

『…銀色になる日を…』

2009/04/06 (Mon)
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