月が

横たわる

波に

跳ねて

すきとおる

音

静かに

踊る

その先へと

奥に

深く

遠く

近い

すみわたる

鼓動

孤独

水面の上

その空に

アナタは
アナタの
モノだよ

他の
誰のモノ
でもないよ

誰か
何かが
何を
言おうとも

アナタは
アナタに

私は
私に

それでいいと思う

その違いに
その違いを

ともに歩こう

どこまで歩こうか
どこへ向かうのか
どこに辿り着き
それからどうしようか

どこから
どこまで

まで、ね

そこまでも
どこまでも

そことここ

決めてしまえば

その場所はもう

ここにも
そこにも

なくなってしまうよ

その言葉に
どんな意味があり

その問いに
どんな応えがあり

その応えに
どんな価値があり

その価値に
どんなものを
結び付けるのか

どんな色々が
かいまみえますか？

綺麗な形
［　］
光にかざして

足音

とまる

しずまる

足音

とことこ

とんとん

かけていく

喪われ

横たわる

その音のこと

その問いに
問いかけて

どんどん
どんどん
拡がって

どんどん
どんどん
消えていく

どんどん
どんどん
曖昧に

どんどん
どんどん
堕ちていく

そこには
君が居て
僕が居る

一緒に
見上げてみよう

そこには
空があり
雲があり
ときには雨

夜の月が
照らし出す
その波紋に
語り掛けてみて

こことは何処で
君とは誰で
そして何処に行くのか

歩いていこう
手をその手に
この道をその瞳に

何が映し出され
何を思うのか
その波に脅えないで

私はここに
すぐそこに
あなたといます


そのことを忘れないで

みんな
同じだと思い
みんな
違うように
なりたいと思う

みんな
違うと思い
みんな
同じに
なりたいと思う

決定的だね

すべてを
とめた
そのひとひらが
すべて
おちていく
すべてをそのままにして

言葉から
言葉を
言葉へ
言葉に
呟くけれど

何処にも
届かなくて

何処にも
いってはくれなくて

此処が
何処か
解らなくなって


気がつく
朝の目覚め