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夕空の部屋  〜 新着順表示 〜


[935] 
詩人:夕空 [投票][編集]


月が
水面に
染み込ませて

水面に
月を
沈めて

そっと
息を留めて

染み渡る様に
ずっと
無くさない様に

空を
見渡しても
瞬かせていて

何処にもいかないよ
見つけて
見続けていられる
私はここにいるから




もっとずっと前から

2011/04/06 (Wed)

[934] 月を
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月に導かれ
歩いてく

鼓動奇跡足跡

孤独

それでも

目指して

辿り着けなくて
それでも
思いを思い

ことこと

音を立てて


広がり沈むこの水面に

2011/04/06 (Wed)

[933] ここ
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ここが
何処か
解ったら
ここには
いられなくなる

ここが
ここだと
解ったら
ここが
何処だか
見渡してしまう

ここが
何処だと
見渡したら
ここから
何処かに
向かってしまう

ここが
ここだと
解るなら
何処へでもいける

無理をしなくても
このまま
ここに居られる
貴方がそう望むなら


ここが
底だと
解ったら
見上げてみて
そこには
空があるでしょう

貴方は
何処に
いるんでしょうか?



2011/03/17 (Thu)

[932] 春日向
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春の日向に

舞う花びらに

夜の月を
視て

目覚めて
笑う

その唄に
酔って
見つめる
…君の隣で…



2011/03/13 (Sun)

[931] 内外(ないがい
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家は外 内は外
外の家 外の内
内の外 家の外
外が家 外が内

…境界線はどこ?…

2011/03/12 (Sat)

[930] 揺れ
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揺れては返る

波の音に

今を見る

ここをしる

振り還る

ただ静かに
溢れ落ちる音もなく



…通り過ぎていく…


2011/03/12 (Sat)

[929] かりそめ
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どこまでも
始まりから
終わりまで
完結している


どこまでも
どこからも
向かっても
足を止めても
行き止まり


どこまでも
どれでも
流れてく
その音さえも
止まっている


ここという
始まりは終わり
終わりはどこまでも

ただ眺めては
ただ思っていて
願う
その祈りに
叶うはずもなく
虚ろなままにゆれる
この水面に




息をひそめて


2011/02/26 (Sat)

[928] んー
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あなたはわたしです
あなたのわたしではなく
わたしのあなたです


わたしは
わたしではなく
あなたです

わたしは
あなたに告げます

わたしは
あなたをみつけます

わたしは
あなたが
わたしであることに
わたしです

あなたはあなたに
わたしはわたしに
あなたのあなたに
あなたのわたしに
わたしのあなたに

あなたは
どこにいますか?

わたしはここにいます
あなたを待ってます
あなたに待ってます
わたしに告げる
その日まで
ここで待っています
立ち止まって待っています


いつの日にか…と



空を見上げていましょう

2011/02/23 (Wed)

[927] 詩(うた
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今日も一人

詩を読む

いつも同じ詩を読む

同じ調子で
同じ様に
いつでも一人で詩を読む

語り掛けるよう
詩を詩で詩に問う

ここの誰かに詩で問う

様々に応え
様々に詩う

同じ問いに同じ詩で
同じ調子で
同じ様に



今日も一人詩を唱う

2011/02/16 (Wed)

[926] 
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立ち止まっては
立ち止まって

行く先ばかり
行く宛ばかりに
さ迷って


忘れていく


ここがどこで
ここが誰で
ここに何があるか

足元さえもかすれて


ふっと息を吐く

そっと

触れるように
立ち止まって

蜜を吸う
蝶々みたいだよね



ちょっと可笑しいね

2011/01/30 (Sun)
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