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千波 一也の部屋


[1020] 甘菓子がわりにかじって下さい
詩人:千波 一也 [投票][編集]



みつばちはやさしいね

しかも

あんなに

陽気に満ちて

ぶんぶん

ぶんぶん

気ままです


何を

しでかすか

知れない感じが

ときどき聞こえる羽音を

とがらせるけれど

おおむね

それは柔らかい


春をかける

生きものたちは

きっと同じなんだろうね

そっと

やさしいんだろうね


きみもさ

身に覚えはないかい

ふわふわと

とんがっていた

ためしはないかい


陽気に満ちて

鼻歌まじり、に




2010/05/11 (Tue)

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