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千波 一也の部屋


[1052] 散りゆくものへ
詩人:千波 一也 [投票][編集]



かがやいた、ら

それで終わり


わずか

数行の詩のような

流れ星です、

こんやも


けれど

それほど哀しくないのは

あんなにきれいな

一瞬だからで

私は

まるで

少女のように

宝石の名などを

並べたりして

かがやいたの、

です


だから

もう、終わり


きのうの私も

おとついの私も

わずか数行の

詩に込めます


そういうふうに

私は散ります


祈りも

はなも

よく似ているの、

です




また

かがやいた、

です



2011/08/20 (Sat)

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