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千波 一也の部屋


[1112] 防風林
詩人:千波 一也 [投票][編集]



海鳴りを背に


せめて

我が腕だけでも

遠ざけようとするように


防風林の枝はみな

左右の均衡を著しく

乱されて


ことしも

冬を受け流すため

寡黙に

されど着実に

葉を落としつづける




2011/10/26 (Wed)

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