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千波 一也の部屋


[605] ガードレールで夢を見た
詩人:千波 一也 [投票][編集]


排気ガスの向こうに

こころだけを投げ出せば

いつだって僕は風になれる

鳥にだってなれる



部屋に戻れば

やわらかい布団とあたたかなシャワー


守りが約束されているのなら

夢には

限りがないね



だから

今日も

加速の音だけを聴いている



ガードレールで夢を見た



束の間だけ

守りを忘れてしまうことが出来るから

都合良く

忘れてしまうことが出来るから


もっともらしく夢を見た




2006/09/09 (Sat)

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