ふたりは、まだまだ遠い互いの肌をすべるとき温度がちがう、とわかるから のぼりつめて、 のぼりつめて、 この からだをつつむ きみにもたれる ああ、 やっぱりそこは そこなんだね そこだったんだねわすれ上手な水がのこしたものはふたりの呼吸なつの匂い ねえ、 窓のくもりに なにを書こうか やがては逃げてしまうけど いつかはわすれて しまうけど霧のよる、ふたりは何度も水になる 確かめあって、ことばになって、めぐりめぐってまたもとめあう
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