詩人:千波 一也 | [投票][編集] |
ありのままに
よごれていけたら、いいね
きっと、
すべてを
にくめぬように
そまればいい、
ただ
たとえ
だれかが
よごれ、とよんでも
それはかならず
うつくしい
ありのままに
さびしくなればいい、ね
つよいにんげんを
どこまでもつよい、にんげんを
だれかがいつか
ゆめみて
しまった、
だけれどそれは
まったくわるいことではなくて
ゆっくり、じっくり
ほのおにかわる
たまたまの
さびしさが
ときどきただしい、のは
そういうりゆう
だから、てを、
てをさしのべて
ありのままに
おわれたらいい、ね
まちがいなく、
わずかばかりのかなしみも
だれかにとっては
よろこびなのだし
だれかにとっては
はじまりになる
ありのままに、ね
ただ
ありのまま