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ぺこベットの部屋


[7] わらのない夢
詩人:ぺこベット [投票][得票][編集]

ああ僕はここから動かないから
君は好きなように生きればいいよ
泣きたくても僕には目がない
君を抱きしめたくても僕には腕がない
ここに1本足で立っているのさ

君は黄金色の野原を駆け抜ける
僕はただそれを見ているだけ
(目はないんだけどね)

カラカラに干からびた僕を
満たすように撫でてくれる
ある意味では君も僕と同じ
そこから動けずにいるんだろう?
だから今日も僕は1人ぽつんと
黄金色の野原を見つめるだけ

君はまた今日も1人颯爽と
黄金色の野原を駆け抜ける

(ただ1つだけ願いが叶うのなら)
(この体中の憂鬱を吹き飛ばす)

君のような風になりたかった

2010/09/07 (Tue)

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