詩人:歹←ガチ | [投票][編集] |
前向きな
あなたは
そのまま
前に歩けば
いいんです
後ろ向きな
あなたも
そのまま
後ろ向きで歩けば
とりあえず
前に進むので
いいんです
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あなたの
「さよなら」は
確かな声で
あなたの
「またね」は
不確かな声で
引き算したら
不安が残って
そこからはもう
離れるばかりだった
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きみのては
つめたくて
ぼくのては
あたたかくて
ぼくはきみのてを
あたためたかったから
てをにぎってあげた
てをにぎってから
すうじゅうびょう
きみとぼくのての
おんどがおなじになった
きみのては
あたたかくなったから
もうてをはなしても
いいんだけど
なんだかまだてを
にぎっていたかった
ああ
そうか
てをあたためたいと
おもったきもちが
やさしさなんだ
おなじおんどになるまでの
すうじゅうびょうが
こいというんだ
てをはなしたくない
つよいきもちを
あいとよぶんだ
なんだ
とっても
かんたんだ
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死んでるとき
生きたいと
おもうように
生きてるとき
死にたいと
おもうことは
ふつうかも
しれないよ
死んでるときに
死にたいと
おもわないように
生きてるときに
生きたいと
おもえなくとも
おかしいとは
おもわないから
だいじょうぶ
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ごほんでにぎって
きみとはじまったんだ
きみとであってから
このぼくのてのひらの
指ひとつひとつにも
意味があったとさえ
おもえてきたんだから
ふしぎでしょうがないよ
おやゆびはさ
きみを抱きしめ
離れないように
つかむために
ひとさしゆびは
ふたり歩んできた
思い出や場所を
ゆびさせるために
なかゆびは
きみが泣いたとき
おちそうな涙を
うけとめるために
くすりゆびは
もう少し先になる
誓いのその瞬間
輪をはめるために
こゆびは
運命を確かめて
繋がりを確かめる
あの糸のために
ごほんでにぎって
きみとこいしたんだ
またあした
あしたのあしたも
またあおうね
ごほんすべては
大きく手をふるために
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君しか
知らない
君がいる
僕が
知らない
君がいる
たとえ
君が君を
大嫌いでも
ちょっと
まってよ
君が
知らない
君もいる
僕しか
知らない
君もいる
その君を
ぼくは
大好きだから
もう少し
まっててね
君が君を
嫌いでも
僕が君を
好きだから
君は君で
いいんだから
僕は君が
いいんだよ