詩人:歹←ガチ | [投票][編集] |
僕はまいにち
ながめることが
できるけれど
君はぜったい
ながめることが
できないもの
なんだろう
見つめ合えば
見えなくなるけど
照れた君が
目を反らせば
見えるもの
なんだろう
それはたしかに
見ることができて
君はそれを
知らないだろうけど
それはとても
うつくしいんだよ
僕はそれが
すきなんだよ
それは僕だけが
見ることができる
君の知らない
君の角度
詩人:歹←ガチ | [投票][編集] |
プールにはいるぞ
プールのみずはつるつる
僕のてのひらもつるつる
プールであそぶぞ
プールのみずはしわしわ
プールをでるぞ
プールのみずはつるつる
僕のてのひらはしわしわ
まるでしわしわが
僕にいどうしたみたいだ
歹:小学校2年生の頃に書いた詩です。
今では書けない視点が確かにあります。
詩人:歹←ガチ | [投票][編集] |
まぶたは
開けるためにあるのか
閉じるためにあるのか
どっちなんだろう
朝起きるときは開けるけど
夜に寝るときは閉じるよね
見つめ合うときは開けるけど
キスするときには閉じるよね
わからないから
回数が多いほうにしよう
僕らが産まれるとき
目は閉じているから
目を開けたら同じ回数
目を閉じたら一回多い
僕らが死ぬとき
目は閉じるから
閉じる方が一回多いみたい
まぶたは閉じるために
あるのかもしれないね
生きていく中でも
まぶたを閉じる事が
多いのかもしれない
詩人:歹←ガチ | [投票][編集] |
「年」で
数えてみると
長いと思った
「日」で
数えてみると
短いと思った
「分」で
数えてみると
怖いと思った
「秒」で
数えてみると
尊いと思った
それと
もうひとつ
「人」で
数えてみると
凄いと笑った
詩人:歹←ガチ | [投票][編集] |
ふたりでひとつの傘
いつものお決まりの位置
君が左で 僕は右で
歩くにはちょっとコツがいる
不器用な僕は
やさしくなろう
君の肩が濡れないように
そっと傘を傾ける
恥ずかしがり屋な君は
勇気を出そう
僕の肩が濡れないように
そっと肩を傾ける
歩くにはコツがいる
傘が小さいわけじゃない
濡れない距離がふたりにある
詩人:歹←ガチ | [投票][編集] |
名前で
呼んでよって
ほっぺを
膨らませて
怒る君は
ふいに
名前で呼ぶと
今度は
恥ずかしがって
黙り込む
もんだから
こっちも
なんだか
恥ずかしく
なって
あとはもう
何も言わず
抱きしめた
詩人:歹←ガチ | [投票][編集] |
すべてのものに
おわりをつくろう
つらいことが
つづかないように
たのしいことも
おわるんだ
おもいだすことが
たいせつなように
わすれることも
たいせつなんだ
ひつようなであいが
あったように
ひつようなわかれも
あるのかもしれない
おわりがあるのは
なんだかくやしい
まあ
でも
それでいいんだ
たぶんいいんだ