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大示の部屋  〜 新着順表示 〜


[123] 砕かれた心
詩人:大示 [投票][編集]


始まりは一度きりの約束
叶うはず無いと思いながらも
指切りをする


目指すものは限り無く遠い

何度も消えかかる背中を追いかけ

行き着いた場所は何もなかった

血迷い事を呟くには
お誂えの世界


曾ての憧れは憎悪に塗り潰され
全ての栄光は色褪せた



あぁ、ほらね
あの日の約束はやっぱり叶わない

約束が僕を苦しめる

君と交わした指輪さえも
枷になった

2008/12/23 (Tue)

[122] とどく幸せ
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何気ない優しさに気付き
嬉しくなったあの日

言葉少ないのは思慮深いためだと
そう知るまでは、苦しんだけれど
嘘、偽りの甘言を吐く様な
詐欺師ではないあなたに

私は当たり前の様に惹かれた


あなたは
私のどこに惹かれましたか

今更な質問を口にできず
もう幾年が過ぎました

手をのばせば
そこに心通じた人がいる

この幸せが
ずっと、ありますように

2008/12/22 (Mon)

[121] 太陽の恩恵
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たとえ雨でも曇りでも

あなたは居てくれる

今は見えなくても
確かにそこにある

こんな見通しが悪い世界でも
あなたを信じられるのは
いつも暖かさと、優しさを
惜しみ無く与えてくれているから


また、出てきて下さい

待っています

2008/12/21 (Sun)

[120] 使う色
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私が描いたあなたの似顔絵に
色鉛筆で色を塗る

必要なのは
肌色、焦げ茶、黒、・・・
『じろじろ見るな。』

それと、照れた顔の赤


2008/12/20 (Sat)

[119] 人は聖人ではない
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『人を殴る奴は牛と豚の相手しか
してこなかったんだな』

小さい頃、そう思い
心の中で嘲笑していた


今は私の周りにそんな奴は
いなくなった

塵の様な思い出しか残せないのは
本当に哀れだ


いつかは消える命

周りの人が、自分の死を待つ
死神に見えるか
天使に見えるかは

人との接し方次第

2008/12/20 (Sat)

[118] ガキじゃないんだから
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『あんな、良い子が・・・』

最後のサインを見逃してしまった
否、視界にも入れてなかった
その結果が惨劇を起こす


紙にも表裏があるが
人は薄っぺらい存在ではない

他人に、何が解ると言うのだろう


表だけを見て、人を判断すると
痛い目をみるのはこの世の道理


2008/12/20 (Sat)

[117] 約束
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指を絡めて
一つの言の葉、二人で紡ぐ

この薄桃の花びらの代わりに
白い風花が舞う頃
また会おう、と
名残惜しげに指切りした

奇跡の様に季節は巡る
ヒト フタ ミ ヨ

指折り数え待ち焦がれた
約束の季節

私の体は冷たいけれど
指切りした小指は暖かい


あの日の、この場所で
想いを伝えて

これから二人で季節を巡る

2008/12/20 (Sat)

[116] 成すこと
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小さな子は、いつも一生懸命だ

喋る時も、遊ぶ時も、食べる時も

その眩しさ、若さに大人は
眉をひそめ時に疎ましく思う

しかし
必死で生きようとしている生命を
否定する権利は誰にも無い

否定する前に
しなければならないことは
たくさん、あるはずです


2008/12/20 (Sat)

[115] 恋敵=猫
詩人:大示 [投票][編集]


暗く鬱ぎ込んでた君

小さな毛玉を土産に渡すと
数日ぶりの笑顔を見せた


嫌いな恋敵に助力を頼むのは
あまり良い気はしない


『たった今、好きになった』

あの言葉は半分、嘘だ


2008/12/19 (Fri)

[114] 
詩人:大示 [投票][編集]


猫が嫌いなあなた
猫が好きな私


拾ってきたのはあなた
面倒見るのは私


飼えばいい、と言ったのはあなた
その言葉に驚いたのは私



ねぇ、嫌いじゃないの?

『たった今、好きになった』


好き、だなんて
あなたの口から出るなんて
とても貴重

何が決め手になったの?

2008/12/19 (Fri)
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