瓦礫に埋もれた紅い花モノトーンの中の幻想渇ききった喉にしがみついた始まりの声がもがいているざわめく魄を押さえつけて僕は虚都市に吼えた己など既に無い未知の力を備えているなら細胞達よ、全てを忘れさせてくれ愛しさも憎しみもあなた一人が教えてくれた穴の空いた僕の心でも君の想いは堕ちず、手のひらの下に黒く燃える魂を押しこんで僕は荒野に吼えた
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