ゆらゆらと、ぶれる糸を渡る僕にギラつく眼差しを向ける黒い塊阿鼻叫喚の谷底ではなく、美しい天国の様な其所は僕を見上げてくる穢れた怪物を浮き彫りにさせる アレが在る処が地獄さながらのおぞましい景観ならば迷いはしないワザとらしい現実味の無い美しさは僕の足元をぐらつかせるのに充分だった今にも飛び掛かってきそうなアレ向こうに着くまであと、何年
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