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大示の部屋


[226] 同じ空の下に
詩人:大示 [投票][得票][編集]


少し立ち止まって

遥か遠く耳を澄まし、もう一人の
僕の声を聞く

何もない僕と違って、どうか君は
幸せであるように


親愛と憎しみが
寄り合わされたような灰色の心

それを抱えながら願うのは
愚かだと、溜め息が出るけれど
何もない僕ができるのは
たったこれだけ


一握りの美しい感情を育て上げて

いつか君の前に立って
素直に笑うことができますように


2009/05/06 (Wed)

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