空っぽの僕いつもは何も考えず必要な時に薄い感情を出してみるそんなことをしていると僕は随分と性能の悪いロボットなのでは・・・なんて埒のあかないことを考えるあぁ、でも僕は、まだ機械などには敗けていないどうしたわけか涙だけは僕の許し無しに流れるのだから『まだ、空っぽじゃあ、無い』誰かに、そう認められた気がして僕は、静かな感情のまま泣いたのだった
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