ホーム > 詩人の部屋 > 大示の部屋 > 本当に、空っぽか?

大示の部屋


[233] 本当に、空っぽか?
詩人:大示 [投票][得票][編集]


空っぽの僕

いつもは何も考えず

必要な時に薄い感情を出してみる

そんなことをしていると
僕は随分と性能の悪いロボットなのでは・・・なんて
埒のあかないことを考える

あぁ、でも僕は、まだ
機械などには敗けていない

どうしたわけか
涙だけは僕の許し無しに

流れるのだから



『まだ、空っぽじゃあ、無い』

誰かに、そう認められた気がして

僕は、静かな感情のまま
泣いたのだった



2009/05/08 (Fri)

前頁] [大示の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -