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百年草の部屋  〜 投稿順表示 〜


[52] 鷺草
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その白く可憐な花は

夏の風に揺れていた

その花は今にも羽ばたいて

飛んで行ってしまいそう



あなたを想うと

眠れない夜があった

眠れば夢の中で

会える夜もあった

夢で会うあなたは

少し違うカオで

でもやっぱり笑顔で

私を見ていた


この想いを

直接あなたに伝えたい

でも伝えられない



伝えられないなら

手紙を書こう

この白鷺のような花に

手紙を結いて

いつか私の想いを

本当の白鷺みたいに

空を越えて

届けてくれたらいいのに


いつか私のこの想いが

空を越えて

あなたに届けばいいのに

2011/08/27 (Sat)

[53] 汚れなき想いとは
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貴方を想うと

夜も眠れなくなる

…なんていうほど

私は純粋では

なくなったけれど

貴方を想うと

笑顔になれる

…そんな素直さだけは

忘れてなかったみたい

私が貴方を想うみたいに

貴方が私を想う時が

あるのかな?

それがもしも

同じ時なら━━


…そんな事考えるなんて

私はまだまだ

純粋だったんだと

少し驚いて

…少し安心した

2011/11/23 (Wed)

[54] 何より大切だと思えたから
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もしも僕らが
幸せになる事で

世界が
不幸になるとしたなら

それでも構わないと

僕は言っていいのだろうか

もしも僕らが
不幸せになる事で

世界に
愛をもたらすとしても

僕らは生涯

共に在っていいのだろうか


君に愛を叫ぶ事が

例え戦争を
引き起こすとしても

僕はきっと
君に愛を叫ぶだろう

そうしないと

僕の世界はきっと
滅んでしまうから

2011/10/05 (Wed)

[55] Dahlia
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ねぇ、ダリア
君はどうして

ねぇ、ダリア
僕を惑わすの?

はじめて見た
ダリアの花は
眩しいくらいの赤で

それが君の色だと
僕は勝手に思ってた

季節は過ぎて
次に見た花は
少し暗い紫色

はじめて見る君に
僕はただ戸惑った…

ねぇ、ダリア
君はいま

ねぇ、ダリア
誰を見てるの?

僕の知らないトコロで

どんな花を
咲かせているの?

もう戻れない

もう戻れない…


庭には今年も
白いダリアが
咲いている

2011/10/25 (Tue)

[56] セカイ
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私のセカイは変わった

色付く木々にも

鳥たちの声にも

いままでの私なら

気づく事なんてなかった


木々たちも高揚し

赤く染まるこの季節に

私は色付いたこのセカイを

歩いて行く

後は隣に貴方が居てくれたらなぁ…












2011/12/02 (Fri)

[57] ヒース
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ねぇ、エリカ

君は本当に

僕を愛してくれていたの?

ねぇ、エリカ

あの時君は本当に 

僕を選んでくれたのかな?

君の我が儘に

さんざん付き合ってきたけど、

もうこれ以上は無理みたい

ねぇ、エリカ

これで本当に

僕らは終わりでいいの?

ねぇ、エリカ 

僕は君以上に

強い孤独を感じているよ 

ねぇ、エリカ…



2011/12/06 (Tue)

[58] 星屑の詩
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大袈裟に云うなら

僕は屑みたいな人間だ


例えば僕があの北の空に

輝く星のどれかだとしたら

それは多分

星座にもなれない孤独の星


例えば君があの南の空に

輝く星のどれかだとしたら

星座の真ん中で

他のどの星より輝く一等星

僕らの生きるこの星を中心に考えるなら

その距離は余りにも遠すぎて

いくら手を伸ばしても

いくら強く想っても

君には届かない


だから僕は流星になりたい

そして君のところへ

それでこの身が朽ちたとしても

星屑になれたなら

それでもいいときっと思えるから

それでもいいと思えるのかな?

2011/12/07 (Wed)

[60] ヒカリノハナの花言葉
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イルミネーション煌めく並木道

君と過ごす何度目かの聖夜

吐く息は銀色に輝いて空へと昇る

はしゃぐ君の横顔を見ていると

僕は一人じゃないって思えるよ


もしこの枯れ木に咲いた花たちにも
花言葉があるとするなら
それはどんな言葉だと思う?


初めて二人でこの道を歩いた時に

君が僕に言った言葉を思い出しながら

僕は君に「心密かに永遠の愛を誓う」

2011/12/16 (Fri)

[61] 幸せの数え方
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僕は世界で一番不幸な人間なのに

それに誰も気づいてくれない

僕はこんなに苦しんでいるのに

誰も僕を助けてはくれない


そんな僕が君と出会った


君が教えてくれたこと

それは幸せの数え方

「幸せだけを数えたら、きっと不幸の数なんてわからなくなる」

僕の数える幸せは

イコール

君と過ごした時間だから

幸せだけを数えてたら

いつの間にか

僕は世界一幸せな人間だと思えた




2012/01/02 (Mon)

[62] はじめてのラブレター
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永遠を誓いあったわけじゃないけれど

いつしかそう感じるようになっていた

君に伝えたい言葉はいくつかあるけれど

そのほとんどは言葉にする事ができない

肝心な事からはいつだって逃げ出してきた

このままだと君を失なうとしたなら

この想いを言葉にすることができるのだろうか

でもまずは手紙で書いちゃダメかな?

ねぇ、これは僕のはじめてのラブレター

君に綴る愛の詩

僕たちがこれからも笑いあっていられますように…


いつからか不自然なぎこちなさも薄れ

恋人らしくなってきたような気もするんだ

それでもやっぱり僕は肝心な台詞が出てこない

ねぇ、やっぱり最初は手紙じゃダメかな?

そう、これは紛れも無く僕の本心で

君に捧ぐ愛の詩

これからもずっとずっと君といられますように

今までもこれからも

僕は君を愛しています

2012/03/27 (Tue)
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