だ　い　す　き　な　き　み　へ

い　つ　も　お　も　う

じ　か　ん　が　と　ま　れ　ば　と

な　に　が　あ　っ　て　も

の　こ　り　の　じ　ん　せ　い　き　み　と　い　た　い　と

全部忘れて

全部消して

頭の中空っぽにして

１からやり直したい

いつもうるさくて

いつもちょっかいばっかり出してきて

いつもむかつくけど

アンタのいない教室は

きっと世界一つまんない

幼稚園の頃の私の夢

「甲子園に出ること」


幼稚園の先生は困った顔をして私にこう言った。

「女の子はね甲子園には出られないんだよ」

私はショックでわんわん泣いた。



夏休み、甲子園をテレビで見ながら私はまた泣いた。

その時アイツが声をかけてくれた。

「泣くなよ、俺が甲子園にお前をつれてく」


私と彼は高校三年になった。

惜しかった

あと一歩だった。

でもその一歩は大きかったと彼は言う。

彼は泣きながら

「ごめん」そう言った

私はこう言った

「いい夢見せてもらった、ありがと」

私たちが行きたくても

行くことのできなかった夢の舞台

今年も輝いていた

来年も、再来年もずっと輝き続けるであろう

甲子園

自分の気持ちがわからない


『好き』って何？

どんな気持ちを『好き』っていうの？

やだ


見ないで


話さないで


触らないで



心が焼けるように痛い

一緒にいると楽しくて


一緒にいると落ち着く


君の隣は居心地がよくて


いつの間にか好きになってた。

ずっと昔に消えてなくなってるかもしれない


それでもあんなに輝いてる


あたしもそんなふうになりたい

手をつなげば

君だとすぐにわかる

輝いていつしか消える

まるで僕らのように