詩人:morning star | [投票][編集] |
夜明けの音律と
朝焼けの黎明と
イマ其の胸奥(むね)
とおい場所から
懐かしさたずさえ
響き創めて
涙が刹那ささっき迄へと
置き去りにして、
景色の色彩(いろ)も亦塗り換わる
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ひとみの水晶へと写した時間
生命(いのち)のフィルムへと焼き付け
どこ迄も今生の季節、渡り歩こう
日差しを浴び、風を呼び、萌ゆる深緑を眺めて、
華の笑顔、続続次次に開いて、
未来の一本道(みちのり)をいろどり飾るだろう…
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輪廻する春が
太古の美風(かぜ)へと
浮き彫られて
必定する生命(たましい)
其の侭
在るが侭に
刻の宙からのメッセージ
過去世からのシンパシー
やどす未來世から伝わる
記憶の共通理念…
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はるの目映さ
そこらじゅうへ降りそそいで
いたくない春光(ひかり)
心象(こころ)へ、生命(いのち)へ、記憶のみらいへと
ありったけの涙へと吸い込もう
いつだって現世の何処かで、魂のスクリーンに、
写し画いて
桜吹雪をよぶだろう…
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静寂の風だけ吹きすさんだ
砦の場所へと
贈り綴け観送り続けた
季節が褪せる程に廻(めぐ)っても、
扉の向こう側へ
辿り着けずに
されどイマおりて来た宙の潤い
音色の大気を連れて
わたしたちへとかぶさって来た…
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儚い魂の断片(かけら)達で形成されて居る今生の宇宙(せかい)…
尊き宿縁(えにし)の手綱たぐり寄せて、
同調する意識の歌を、音声(こえ)を、憶念(おもい)を、
己心のひろげた繋がりたい記憶の界隈へと、
集わせて、いとおしいなつかしい景色浮かべるから、
生命(いのち)のチャンネルを合わせたら、
とおい悠久(じかん)へと舞い上がろう…
殺伐の巨大な
“負”の悪性なる意識
是れ等を滅し、
潜り抜け・・・