詩人:morning star | [投票][編集] |
巨大な光につつまれて
おおきな闇の時間に支配をされて居た…
わたしの生命をゆっくり覗き込んで観ると、
其所では過去のすべての善悪の瞬時(とき)が余すところなく
繰り拡げられ刻みつけられて居た…
浮き上がり現象と表れようと、
幾たびの生死の隔たりを越えて
底に現在(いま)も沈んで居ながら…
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生きる意味や存在の訳を
其の唄声(こえ)がおしえてくれた。
現実に彷徨い、人生観(こたえ)へ惑い混み、
運命へ束縛られ
時間へ危められそうだった私達…
今生の刻は瞬く間過ぎてく…
「晩年が振り返った溜息に悔ゆる生涯(こと)勿れ」
宙の藻屑と漂う日もそう遠からず…
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ずっと同じ時間を眺めて
ずっと同じ世紀(じだい)を生命き
ずっと同じ魂の感覚を分かち逢った…
ずっと同じ夜を通過して
ずっと同じ夜明けに照らされて
ずっと同じ“イマ”を記憶して…
ずっとずっとずっと…
憶えて征く生命(いのち)
ずっとずっとずっと…
今生の生命(こと)を忘れない・・
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遠大な其の物語りの時間へ
何時の頃より組み込まれていたかのような
途方もない永遠を生命きて居た…
はるか昔のわたしへと問い掛けたいよ・・
是のストーリーのはじまりの原因(わけ)と、
何処へ其の決着(おわり)は在るのかって其の希望(こと)・・
はるか彼方のだれかへと教えて貰いたいよ・・
是の運命を織り成している仕組の其の回答を、
解決法を・・・
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相対する宇宙の片隅の音もなき真夜中(よる)に
移ろう感情の温もりや色逢い
其れ等を只ながれるままに眺めて居る…
現出するわたしと膝を丸め抱えて眼差しとざすわたしと云う
生命体(いのち)…
記憶に睡る己心(わたし)を混濁の意識の海から
連れ出して…
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四季の風景を幾たびも旅し
積もり積もった意識の淵に
耀く光跡を確かに遺し
惑いも迷いも愁いも悔恨さえも
貴方ならば打ち破れる筈
扉の外で降り注ぎはじめた
黄金(こんじき)の刻がずっとずっと…
誘導(いざ)なうから…
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宇宙(とき)がふたたび変換わって
未来の因果も亦あらたに生誕まれて
きのうの悲哀しさも
あしたの歓喜と
移行したんだ
生涯の果て迄も複雑な喜怒哀楽の魂の羅列群を成して、
みえない絆や鎖で感涙(なみだ)だったり笑顔だったり
たくさんの感情意思を紡ぎだせば
深層い意識下にながれる川へ各自各念融解け込み
いつか亦表面化へ…
翻弄されないで徒歩きたい。
私たちが共有して征く運命を、
私たちが転換させて征く運命で、
とても幸福せな宿命(もの)へと変革えて征けるんだ。
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宇宙の法則に於いて、
其の生命も是の生命も
ひとつの個なのだろう…
されど宿命と宿縁に依りて結ばれて、
深層き意識のつながり
過去幾たびも生死(いきしに)繰り返す
其の一生涯(なか)の数々の行為に依りて
現在の境遇定まり、
必然性に構成された日常を生命きて征くイマを想うのだろう…
刻は定まれり…刻は定まれり…
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つよくつよくながくながく
降り続いていた雨が何時の間にか上がって
みあげたさきにはぼやけたあかりにじんで…
生命体(からだ)と意識の奥深くからは、宿命(なにか)が
解脱(ぬ)けおちた真理(こと)確信かめさせて…
鳳(おおとり)たちが飛翔んで征く…
なにを目差す…
なにを憶うの…
目映いばかりの閃光(ひかり)放ち…
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人生の最果ての懐かしき景色へと
飛び発とうと、
自身の魂の翼、想い憶いの鳥たちのはばたきと観たてて、
勇大で広大な世界地図を生命と謂う小宇宙(うちゅう)へと
融解かしてみたら、
さっき迄の漠然としていた不確かさの感情の揺らぎも
あらたなやさしさと希望の音律へと生誕まれ転換れたから、
識らずに居たわたしの内奥から湧き溢れ来る生命力(エナジー)に
嬉しく想って、
無限大の未だ未だ秘められし大境涯(ちから)求めながらも旅路(たび)して征ける…
ずっとずっと…