詩人:morning star | [投票][編集] |
たゆたう時が小船のわたしを、いつまでもどこまでも
運んでくれてる様に、
願いを込めて、たゆたい歌う、私も歌う、
波風から伝わる波紋を受けて、
ずっと遠く迄征ける様にと・・・
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夕焼けに雨粒がかかって、
幻想的な夢の中へ連れ出されて、
悲しい様な嬉しい様な、
そんな感情にずっと魂の深く迄支配されていて、
さっきの過去もいまはもう褪せていて、
私は是れから何処へ前進むのだろうかと
仰ぎ観る天上(そら)はやがては流星のキャンバスへと・・
ハープの響きが木霊してきて私を永遠(はるか)遠く迄へと誘引ない結び、ほんとうは一切(ぜんぶ)忘却れてるだけで、
思いだせれば楽に成れて、笑顔の花びら零れ落ちるのにと・・
虚空に連なる、懐かしの思いで(ばしょ)へと、憶念(おもい)偲ばせてみるも、隔てている時間(きょり)は彼方に在り過ぎて、ため息に苦心しさ封じ込めてみたけれど、其れでも如何しても届けない・・・
夕焼けに雨粒が染まって、
幻想的な夢の彼方へと
瞬間の刻を翔け抜けられたのなら、
ふたたび自由を此の胸奥へと取り戻せるのにと・・・
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慟哭している心を魂で包み込んで。
降り注ぐ天上からの星の雫(あめ)を、光りと浴びて…
刻は廻る、運命は動く、微風(かぜ)はそよめき、大地は芽を出だし、太陽きらめき、天馬(ペガスス)嘶き・・・
生命力(いのち)は誕生まれる、自身を信じる、明日を画く、未來迄奔走るから・・・
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手を伸ばせば届きそうなずっと遠くに在る記憶が、
時折気紛れの様に、風の中で、香りの傍に、
視界の何処かで、まぶたの裏に、音色のむこうで、
メッセージを放っているのだけれど、
ついさっき迄眺めていた夢の断片(かけら)さえ憶えていられなくて忘れてしまう様に、掌の中からすり抜けてゆく・・・
デジャヴとも違うフラッシュバックよりきっともっと鮮明、確かに生命きていた其記憶・・・
其一切(すべて)がきっと蘇生りし瞬間がきっと来訪れる…
手を伸ばせば届きそうなずっと遠くに在る思いでが
いつもすぐ其所で渦巻いていると謂うのに・・
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メロウな優しい感情が心の懐かしい場所から溢れきて
何もかもすべてを包み込んでいく。
時とはいく度リニューアルを繰り返して、
新しい旅立ちを始動めさせてゆくのでしょうか・・
巡り会わせと同じ世紀(じだい)を歩き征く縁(こと)の不可思議さ・・・
遠い涯てで此の場所から離れてゆく刻には、なにを想えるのでしょうか。
瞬間先に囚われて、遥かな展望さえ忘れて、はっと足跡に起(た)ち観れば、あまり今生(じかん)も残されていない・・・
何の故に生誕まれ来たのかももう憶う思考(こと)もできやし無い・・・
メロウな優しい慕情が、心のいとおしい過去・現在・未来(じかん)から誕生まれきて、
なにもかもいっさいを包み込んでいく・・
私たちは一体どこから来て、一体どこへと征くのでしょうか・・・
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是れから始動まる今世紀(じだい)へ、
そう羽ばたく新生(ため)に温存めていた今日迄の
時間・生命力(ちから)・不撓不屈・・・
其ありとあらゆる私(すべて)。
さなぎは蝶に成りて、七いろの色彩を帯び、時や風を彩付けて、軌跡や発光り、其れを愉悦しく舞い游ぐ様描けばいいの
自身の生命の物語りを存分に今生へと刻んであげるのだわ。
そして遠い睡りは、安穏と安心感の美風(かぜ)のベッドに委ねてたらいい・・
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自分自身の感性や感覚に
自分自身の運命や宿命に、
右往左往してて、かた結びをされてて
自分自身の意志や涙さえControlできて無くて・・・
「自信過剰な自分忘れて、扉開かなきゃ」。
時間はもう無くなってきているというのに…
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凍えてる寒さの中、降り積もる白さ
景色を全てつぶしていく
遭難してゆく自分の心を何時迄も繋ごうと
懸命に未来の方へと歩いて征く
舞い降りくる輝輝(かがやき)は綺麗だと、
手を伸ばし触れたら、まだ不確かでも確かな記憶を掴んだ気がした・・
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自棄の悲哀しみ苦心しみ引き裂いて、
春の広野の入口迄目差してる
悲鳴を上げてた自身を忘れて、束縛の眩惑(ひかり)振りほどいて
絶望の闇決別して、光明の私、蓮華の耀きに似ている彩り放ってる今歩き出す
欠落の魂蘇生みがえって、焔の笑顔胸奥(むね)に懐き、無敵の風纏い、軽やかに涼やかに・・
目醒めてる幸運(とき)、遠く迄、前進んでく喜悦びへ転換わり、宿命の鉄鎖断ち斬って
今・・
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涙を一粒落として
魂の世界地図を拡げて
抱えた膝を哀しみと同時につつんで
運命に宿る残酷さを、じっと見詰める瞳を
柔らかな残光(ひかり)で照らして
終わりの無い夜に沈み込んでいく昨日から飛び出して
眠りの朝に、目醒めの夜明に、溶けていく身体を、霞んでゆく命を、
涙を一粒落として
手の平で掬って
私を見付けて