僕があの娘を好きなのは

硝子の靴を履いてるから


ひたすらに恋しいのは

その硝子の靴だけ



近年稀に見る　　　硝子の靴

汚れ無き輝き　　　硝子の靴

息をのむよな　　　硝子の靴



その靴のためなら

じゃまくさい君の

顔だって

声だって

愛してやる

上っ面だけこねくり回して

散々文句たれた挙句

無責任な一言を放つ


「やめなさい」
「逃げるな」
「闘え」


自分はゆるぎない幸福を抱えて
しっかりした足場に立って
訳知り顔で人を諭す


当事者だけが
忘れることも
逃げることも
消すこともできない

現実を生きる

Fが出たとき

切ない気持ちに　拍車をかけて
それでも自分と　向き合えず

ただ　　ただ　　垂れ流す


Bが出たとき

しがない気持ちに　別れを告げて
それでも自分を　ためらわず

ただ　　ただ　　垂れ流す


押さえ切れない衝動と葛藤
愛しきれない情報と格闘

僕と君のランゲルハンス島
忘れかけてる太陽の塔


要するに　　愛　　ってなんだっけ?　

「タンポポは胞子植物だ」って　
アイツは言ってたけど
僕は西が東にならない限り　
それを理解できなくて
仕方ないから　

僕は空に憧れる


両耳を塞いでいたいのは　
隣の部屋のあえぎ声が邪魔だから
仮想現実だと思ってたそれは　
現実世界にも起こってるんだ


雨が降り出したみたい


楽しみにしてた例のドラマも　

1クール　

もうやってない

白い檻の天井　　
見上げてる間に終わってしまった




今日もアミダで　 1日が終わる

そうか　そうか　火葬か　僧か
そうか　そうか　貸そうか　添うか
そうか　そうか　思想か　そうか
そうか　そうか　死相か　そうか


そうか　そうか　仮想か　そうか
そうか　そうか　仮装か　そうか
そうか　そうか　自由に　そうか
そうか　そうか　多分に　そうか


そうか　そうか　誘うか　そうか
そうか　そうか　刺そうか　そうか　
そうか　そうか　来そうか　そうか
そうか　そうか　競うか　そうか



幸か　不幸か　君は　そうか

たくさんの攻撃に　　ゆらぐ君

生傷の絶えない　　片手差し出し


「真実を頂戴」



たくさんの口撃に　　ゆらぐ僕

癒えたばかりの　　片手差し出し


「真実はここに」



確かに奏でる片手同士
確かに感じる片手同士


片手では気づけない　　片手同士

長い沈黙　　　　　　　息が詰まるし

「しりとりしよう」　　　　言ってみたり

顔上げた君　　　「子どもみたい」と

その一言が　　　　　うれしかったり

朝が来なければいいと思うことがある　　　また悲しいニュースを聞くことになるだろうから

朝が来なければいいと思うことがある　　　どこかで少年や少女が犠牲になってしまうだろうから

朝が来なければいいと思うことがある　　　どうせ優しくない一日が始まるんだろうから



夜　目を閉じて　眠りにつくかつかない頃　　心臓をナイフで一突きしてほしい

誰でもいいから　一思いにやってくれないか

眠るとき　必ず明日の平和を願うから　どうか一思いにやってくれ


偉大なるシンガーが　魂の叫びを　伝えてる


やりきれなさ　　ふがいなさ　　愚かしさ　　


いろんな気持ちが駆け巡った




誰がため？　　

まだ見ぬ朝に産まれくる　命のため



今　この気持ちを全世界の　全人類が感じることができないのが　残念でたまらない

何故　私は生きているのか
何のために　生きているのか

何故　人を殺してはいけないのか
何のために　殺すのか


その問いは　間違っている



何故　私は死なないのか
何故　私は殺さないのか


それが真の問いである

あなたは人を殺しませんか？

あなたは自分を殺しませんか？

あなたは人を愛せますか？

あなたは人に愛されてますか？

あなたは善人ですか？

それとも悪人ですか？


僕はどっちですか？

誰が正しいのですか？



教えてください　

どうか　どうか