詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
大好きな 想いが きみを泣かせ
迷う距離が おれを煩わす
樹上の 展望台に ただ独り
おれは在って 眺める境界線
お互い 人恋しい 獣なら
きみは猫 おれが犬
優しい 温もりを なぜ欲しがる
力任せで 尾を振っても
仲良く 寄り添うとは 限らない
おれは動く 顔を汚すまで
すると突然 きみの声が 鳴くとは
ほめる様な 奏でる響きに
近すぎて ほど遠い きみの感触
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今とはゼロ
過去がマイナスで
未来はプラスならば
その一瞬をキャッチできず
すぐ片方のベクトルに
たえず流されトリップする
きみと歩んだ道
必ず夢かなうってフェイク
惑わされずリアルを進め
日常のブレイクは厳しくて
ミステイクに傷つき
クリアが駄目でも楽しめば
トライするのも有りだと思う
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アルクノミダナ
坂を通ればきみに会える そう思いこむが的外れで
ただ無気力になっちまい 昼寝など装いおれは沈む
ツッパシリタクナル
翌日には図書館へ逃避し あこがれる人物をも漁り
ふらり宿へと戻るおれは 突如きみとの遭遇ってか
ネジクレタミチモトオレ
居酒屋なんて入ったけど おれは酔えず黙っちまう
きみと公園で座りこめば 今後の生活など語るのさ
吐露せずの絵は気まずく おれは頭に感謝を頂こう
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きみは依存するだろうか
だれかと比較されて ちょっぴり今いじけてんなら
そこから駆け出していっそ どっかの丘をめざし走ればいい
てっぺんに立って景色をみわたし あおむけに寝転がっちゃえ
こうすりゃ大っきらいな世間だとか つらい事だったりも飛んでっちゃう
やがて太陽が隠れちゃって すっかり星がいっぱい散らばったら
あらたな世界へ旅だってんのかな ずうっと心に問いかけちゃいそう
まっくらで独りぼっちな ぶるっと震えちゃうひと時なんか
ただきみに声援を贈ろう
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一身上の都合により
そんな言葉を使ってみるが
空虚さをも取り払えない
おれは職人として生きたいんだ
仕事に夢なんて期待するなど
とっくの昔に終止符を打ったのさ
自立を果たすために
ひとり暮らしを目標に据えれば
収入を得る糧が課題となる
この危機を足がかりに進みたい
腕を磨くおれの精根は
お互いさまだと笑えるから
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おれは考える ヘテロセクシュアルのあわれな思いを
覆された固定観念から抜けだせずに 味方をつくり爪はじきにしようとする気持ちを
どこか潔癖性でなおかつ熱心だからこそ陥るあわれさと考えられるであろう
肌寒いリンスの手ざわりに おれは考える ヘテロセクシュアルのあわれな あわれな思いを
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エスプレッソの苦みで 思わず顔をしかめるのは
きみが飲み慣れていない事を 如実に物語っているのさ
摩天楼に輝く夢幻が はかなく砕け散ると予期せず潜伏だ
インフルエンザが本来 鳥の伝染病だなんて知らない
から騒ぎの空しさを考えず 暴動ならば鎮める愚かさが消えるか
新たな城都へと足を運ぶのは 荒野での寂しさを紛らわすため
ギヴアンドテイク求める人類の心は 進化の性と調和する社会を築けるか
はるばる大海原をきみが渡り 喜びと希望の岬にたどり着く
生ごみをカラスが路上でついばみ きみの脳にトラウマが突き刺さる
ウイルスが襲撃し始める前夜 どす黒く暗雲の立ちこめる街で
かつて行われた隔離の被害者が 遠い異国のトップ革新に胸を躍らす
退く元首に投げられる靴の脅威 独善に逆らう兵器は共鳴を呼ぶ
パンデミックが乱舞してきみは 風としゃべれそうな気分になる
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にげのびる
きゃんぷをする
ぼらをつる
ぺろりとたべる
ばんになる
ぱじゃまをきる
ぶじにねる
しょっぴかれる
ぶちまける
ぱっとめざめる
とびおきる
ほっぺたそまる
ぶざまなる
ぴんちにはまる
ばかをみる
たっぷりねむる
ぶちやぶる
ぷらいどすてる
ほとばしる
ぽけっとさぐる
ぼっきする
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きっと波も揺らぐはず
秘密のカギを握ってるきみを からかう放課後の探偵ごっこ
ふたりで想像を膨らませ 初雪がふる日なんて予測したね
犬みたいに伏せては 鳥のように鳴いてみせる
じゃじゃ馬っぽいきみに 慰められる弱虫が笑う
プラスマイナスゼロ
潮の薫りひろがる海辺で きみの暗号めいた独り言も浮かぶ
ちゃんと進んでて欲しいのに 止まってる時計台はつまんないってさ
弓なりの月夜によみがえる記憶に浸り 魔法が掛かるくらいココアをかき回せば
きっと波も揺らぐはず
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憂鬱は知らん顔して 解きはなつ疲労も気紛れだ
ぬか喜びを鎮圧する敵が 彼方へ沈む月をも射る
敗北の苦しみを耐える涙声に 響く憤怒が虚しい
やがて震えつつ英雄は叫び 嗚呼しばしの傷心よ
天空に浮かぶ暗雲など 瞳に映しては運命を呪う
ふいに轟く狂乱の 雷鳴は密かな因縁の渦をうむ
はばたく力学は 財布ごと欺いて旅客機を害する
荒んだ大海に臨み 永遠を恨み容赦せずに壊すよ
その時を熱情は焦がし 愁える底なき無限に泣く
独りうずくまる難破船でも さて上陸を望めるか
もう幻惑に充ちた流転ならば 信頼できず罵ろう
静かな最期を求め漂泊し 断崖の瀬戸際なり逝く
かの凄惨な焼け跡で 闇に金字塔を建立し果てる