詩人:流☆群 | [投票][編集] |
埋め合わせの時間なんて虚しいだけ
取り繕うだけの関係なんて寒い
じゃあねと手をふって別れた後に
何も残りはしないじゃない?
勘違いしないでよ
あの人と似てるだけ…
バカな女になってしまった
ううん、今夜だけはなりさがろう
うるさいくらいの音楽と
気も遠くなるようなスピードで忘れさせて
四の五の考えることやめて楽しむしかないじゃない?
そんで次の日の朝は泣こう
後悔と自分の愚かさに
涙なんかでないかもね
今だって…
そんなバカな気分
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歯ブラシ君、歯ブラシ君
歯ブラシ君、人質君
私の家の洗面台の片隅で
ぽつんと主人を待ってる
来る日も来る日も
歯ブラシ君、歯ブラシ君
歯ブラシ君のご主人
あたし知ってるよ
歯ブラシ君のご主人
あたしの大好きな人
歯ブラシ君、ごめんね
だから人質にしちゃった
歯ブラシ君、歯ブラシ君
歯ブラシ君、人質君
歯ブラシ君待ってる
私も一緒に待ってる
私とあの人をきっとまた会わせてくれる
信じてる…
だからあと少しだけ
よろしくね、歯ブラシ君
あぁどうか…大好きなあの人が
歯ブラシ君救出に来てくれますように
私に会いに
来てくれますように…
歯ブラシ君、歯ブラシ君
歯ブラシ君、人質君
私の家の洗面台の片隅で
私と一緒に今日も君を待つ
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あの頃は、
毎日が彼奴のためにあって
あたしの世界の中心は
こみあげてくる愛おしさでいっぱいだった
ただ肩書きがうれしかった
肩書きを手に入れることが
彼奴を支配する全てだと思ってた
それだけであたしは満たされると思ってたし
充実感は確かにあった
やがては全て終わり
肩書きを手放さなければならない時
彼奴を支配する全てを失ったあたしは泣き叫んだ
「行かないで」とみっともないくらいに懇願した
だってもう約束なんて意味のないものになってしまった…
今は、
少し違う
肩書きを手に入れること
正直少し憧れる
意味のない約束に切なくなったり
どうしようもなく泣くこともある
けど…それが全てじゃないもの
肩書きを手に何を思う?
もっと大事なものはきっと他にあって
肩書きなんかより
今は、
ただ一緒に
ただ一緒にいる時間が
何よりもほしい
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留守番電話センターのアナウンス
一体何回聞いた?
目を閉じて考える
呼び出し音の先
すやすや眠る君がいて…
いつものベッドでいつもの寝顔で
テレビなんかつけっぱなしたりして…
何してんの?
どんな夢見てんの?
笑ってんの?泣いてんの?
枕と仲良しな君
電話するねって約束
今日も破るんだね
毎晩毎晩
枕が憎いよ…
明日のごめんねメール
許してあげないよ
おやすみ
大好きな君
おやすみ
枕と仲良しな
寝ぼすけの君
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考えれば考えるほど
不安は膨らむばかりだから
さよならすることにしたんだ
同じ画面
繰り返し繰り返し
見てはため息つく私
もうウンザリだ
不安になるなら
いっそ捨ててしまえばいいじゃない?
電源オフ
放り投げたのは引き出しの奥の方
依存してるのは
携帯電話なんかじゃないのにね
そんなものじゃないのに
考えれば考えるほど
不安は募る
想えば想うほど
ダメになる私
吐き気がする
さよならしてやったんだ
君への依存
鍵かけて
放り投げた
心の奥の方
まだ…しまっとこ
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想う詩を唄ってもいいですか?
天を見上げるあたしは
なかなか小さくて
なかなか好きです
天が泣く滴を
あたしは全部飲み干すから
きっと天はまた笑ってくれる
あたしが泣くしょっぱい水を
天の笑顔が乾かすから
あたしはまた笑って天を見上げることができる
遠い遠いどっかで
あの人の涙も笑顔も
天はきっと見ててくれるから
あたしはあの人を好きでいられる
天は同じ
天を見上げるなかなか小さいあたしを
なかなか愛してしまう
あなたのせいです
想う詩を唄ってもいいですか?
晴れの日も雨の日も。
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手を伸ばして
足を引きずって
新しい場所に何があるというの?
何をそんなに欲しがってるの?
そこから何が見える?
希望とか愛とか真実とか幸福とか
そんな眩しいものはもういらない
私はここにいたいだけ
私はここに
いたいだけなんよ…
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あなたの横に眠る日
目を閉じる前に確かめる
腕の感触とか体温とか呼吸とか
忘れてしまわないように忘れてしまわないように…って
あなたがいなくなっても
眠れますように…
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あなたが観た映画を観る
あなたが聴いた音楽を聴く
全部初めてなのに全部の中にあなたがいるよう
あなたの残していった香り
店先で見つけては思い出す
あなたの残していった首飾り
握りしめては目を閉じる
今日はすごく切なくて
どうしようもなくあなたに会いたいのです
妙に冷える指先
何気なく眺めた窓の外
あ…なごり雪
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君は行っちゃうんだね
あたしが泣いたって叫んだって
そんなことわかってるから
明日は笑顔で手を振ろう
あたしのこと忘れてしまうのかな
あたしの大半は君だけど
君の大半はあの子だもんね
そんなことわかってるから
‘忘れないで’なんて言わないよ
どんなに想ってもどんなにあがいても
もう君に届かないなら
せめて君の記憶の片隅に
ほんのちょっとでいいから
あたしの居場所を下さい
あたしの最後のわがまま
言えそうにありません。
どうか幸せになって下さい
明日笑顔で手を振ったあたしを
後悔させないくらい
どうかどうか幸せになって下さい
君がいっぱいいっぱい笑っていられますように…