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シャオチェの部屋


[3] 手をのばして
詩人:シャオチェ [投票][編集]

君の寝顔
君の笑顔
それが全てではなくて


無表情なままの素っ気ない返事
イライラしてるでも無くて
知ることの出来ない二人の気持ち



君は
ゆっくりと近づいて来て側に座る

肩越しに分かってしまいそうな体温とか
俺を射る視線とか

それが俺は怖くて




好きだ
愛してる

俺のソレとは違うこと
どんなに分かっていても愛しくて

切れそうで切れない気持ち


君の眼差しが
俺の愛を誘発して



『もう…見るな…』
『…俺に微笑むな』

そう思わずには居られない

「寂しいなら一緒にいるから…」

俺の気持ちをわかってて…
そこまで優しくしないでくれ…

そう思わずには居られない…


そんな君を…
好きでいる事しかできないから…



手をのばして
君を奪いたくなる

手をのばして
君に振れるだけでも…


手をのばして
願う事すら………

 

2004/08/10 (Tue)

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