詩人:なっこ | [投票][編集] |
足元は歩く歩道みたい
最初の一方を踏み出せずに戸惑っていたら
隣の貴方はひょいっと飛び乗った
とたんに、私たちの距離は遠くなった
言い出せずにいた恋は
私と共に残された
そんな気がした
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掌の指の隙間から
ごぼれ落ちてゆく記憶
あなたの顔すら朧げで
ねえ、ステージの上のあなた
唄も声も音楽も素敵だったよ
最高に輝いてた
必死に瞳に写したあなただったけど
ほら、もう掌の指の隙間からごぼれ落ちてゆく
悲しいけれど、
あなたが言う通り
せめて再び夢で会えたなら
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あなたが居ない
側に居ない
たった
それだけで
世界から音が消え
色が消えた
街を歩いてみても
そこには無機質な無音の透明な世界が広がるだけ
人の波に漂って
行く宛てを無くした
君が居ないだけで
それだけで
世界が一変した
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どこまでも続く綺麗な夕焼け空
見上げればそこにある満天の星空
窓際のカーテンを揺らす爽やかな風
そんなことを感じると
生きてるのも悪くないなって思う
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絵空事みたいに
くすんだ毎日を綺麗な水色に染められたらいいのに
苦手な上司も真っ白に塗って、その上に大好きな空色を吹き掛けたら
きっと毎日は輝くだろう
君に会う前には、全身にきらめくシルバーを浴びて
大好きだよと伝えるんだ
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決まって夜の12時に溢れる涙を止める術を知らない
ボタン一つ押せば繋がる距離は遠すぎて
暗闇の中に切なさの意味を探す
そして最後に夜空を見上げ涙を隠し
また明日を待つ
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叶わぬ想いならば
今の私にできることは
ケイタイに残る
あなたからのメールを
消してゆくだけです
お誘いメールも約束メールも辛いのです
叶わぬ想いなら
いっそ朽ちてしまえばいいのに
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孤独はそこに在る
目をそらしてしまえば
気付かないけど
そこに在る
ひっそりと漂って
例えば夜空を見上げた瞬間を狙って
姿を見せたりする
孤独はここに居る
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私たち、やっぱりだめだったね
どうか私を恨んで
そして記憶から消して
あなたから離れた私をもう想わないでいて欲しい
どうか憎んで
あなたが望むなら
すべてをあげる
すべてを返すわ
だから、どうか泣かないでどうか苦しまないでいて
私を許さないでいて