詩人:なっこ | [投票][編集] |
微笑むあなたは
まるで別人だった
はっきりと分かった
もういないって事
共に過ごしたあなたは、もういない
隣で微笑む彼女がうらやましかった
けれど、今ある結果は彼女の成果で
私にはできなかった事
そのことは単純で自然なことだと分かった
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いつか見た、終わりの夢
それは静かに、何となく、気配を漂わせた
悲しいけれど、待ち望んでた
寂しいけれど、安堵した
固執して捕らわれた心は
やっと開放された
私にとって、終わりは始まりだった
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私はいつになったら許されるのだろう
好きだということができるのだろう
言ってしまえればラクなのに
それで終わってしまうとも思う
もう修復できないところまできたのに
まだ戻れるかもと期待して待っている
開けられないドアの前で立ちすくむように
ずっとノブを握りながら回すことが出来ずにいた
世界は変わるのに
時は流れるのに
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望むものは何もなくて
でも、ただ会いたい
いつか私の背中に叫んだ
あなたの言葉が忘れられない
もうずっと遠くまで来たけれど
ただ、あなたに会いたい
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つないだ君の手の震えを
ふと思い出した
力強く握られた手を
思い出した
不確かな感情の中にいて
スイセンだけが鮮やかに咲いていた
きっと本当もあったのだろう
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彼女は戻らない
もう手が届かない
ありがとうと伝えたかった
他愛もない会話をしたかった
ただそれだけも叶わない
彼女は帰らない
還らない日があることを
今ここに在る、それしかないことを知った
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私には
りせい的なわたしと、ホンノウ的なワタシが居る
いつも、わたしがすることをワタシは見ている
わたしは、あの時ワタシたっだら、どうしただろうと
振り返って考えてしまう
いつか、わたしとワタシが一緒になれたらいいと思う
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それは
生きていくの絶対必要である
おそらくほとんどの人は沢山欲しいと願っている
しかしそれは
固執するものではないと思う
沢山あるから幸せなのだろうか
少ししかないと不幸なのだろうか
子供の頃の私は少ししかなくて、辛い思いをした
けれど沢山持っている人がみんな幸せになっているか
なんて知らない
沢山あっても不幸そうな人もいた
少ししかなくて不幸そうな人もいた
幸せになれるのは、その量に関係してない気がする
私はきっと、それを人より持っていない
それでも、それだからこそ、
幸せを理解できるのかもしれない
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空を押し上げて
空間に体をすべらせる
どこまでも
どこまでも続く、この道を
踏み出す勇気を
いまひとつ持てなくて
両手を太陽にかざした
光がまぶしくて
存在してもいいと伝えてくれたみたいで
涙が溢れた