詩人:なっこ | [投票][編集] |
心臓にこびりついた
執着は未だ消えず
時折に激しく
きつく締め付ける
開放されない心を隠し偽って
もう忘れた振りをする
けれど
心臓に染み付いた
想いは未だ消えず
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それでも
依存するのは
その瞬間に
意味が存在するからだろう
小さな価値の
懸命な主張は
無を肯定化し
この流れに存在したことを遺そうとする
そして有を生みだす
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埋もれる足元
ぬかるんだ記憶に拘束され閉塞した空間に
漂う遠い過去の雰囲気
場違いな私は
いつの間にか捕われた
目を閉じて
幸せの香りを吸い込む
まるで麻薬のように
捕われの心となる
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痛いくらいの想いは
いつか思い出になったとしても
消えない
悲しいくらいの出会いは
いつか過去になったとしても
消せない
大切に事実として
ここに
留めておきたい
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曖昧な時の流れに身をゆだね
世界は片寄った想いで廻り始める
カラフルな妄想
冷徹な現実
自己を中心として半透明の膜が辺りを覆い隠して
アナタに期待
あなたに絶望