詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
傷んでしまった愛情や
確かめたくもない昨日は
日常のプールに飛び込んで
ごまかせるわけもなく
そうして冷やした熱い涙が
そっと溶け込んで
結局僕を明日へ運ぶ波になる
心にしがみつく気持ちも
朝が来る頃には
地球を一周して
明日へ吐き出される
僕にはまだ
時間が残されている
大切にしなきゃいけない
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会いたい
会えない
僕の心が不安でいっぱいになる
夜の静けさに僕は孤独を飲み込む
いろんな表情した君が浮かんでは消え
僕はそっと眠りに落ちていく
恥ずかしいけれど
君に出会えたことが
この疲れた身体を明日へ運ぶ力になっているんだ
深い海を泳ぐような夢の中で
僕は君と手を繋いで歩いていたよ
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雨が降る夜
雨雲に隠れた月は
雲の中で濁った自分をうまく輝かせていく
僕の生温い息が夜空に心地良い沈黙を連れてくる
僕は雨が少し疎ましかった
夜空にバルーンを浮かべて
『新しく愛始めました』
誰かが僕と同じように持て余した手を
繋ぐことで全てがうまくいけばいいのに
そうひとり呟く
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泣かないで
そう言っていたのは優しさなんかじゃなくて
何もできない自分を
怖れていただけ
笑顔のあなたしか見たくなかった
涙はいつも僕を不安にさせた
でも最近になって
僕は変われた気がする
愛って何なのか
その答えが少しわかった気がする
もう泣かないで
僕がそばにいるよ
大丈夫
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騒ぐ未来と責める過去
僕にはどちらも重圧で
今は夢幻と嘆くだけ
手一杯な日常に
いつの間にか現れた
ソレという名の怪物は
僕の心の片隅で
無数の子供を産み落とし
僕を惑わして喜ぶ
ここではない
ここでもない
僕が昨日見つけた場所
今はもう見つけられず
無数の顔が僕を見て
笑う
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うどんはのびたらおいしくない
だけどあなたは私が来るまで待っていた
のびたおいしいうどんを食べたかった
あなたはそう笑った
うどんにはあなたの気持ちが染みこんでいた
涙が出るほどおいしいよ
冷たいが温かく
のびているがおいしい
二人の笑顔にごちそうさま
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やったね唐揚げ
やったね鶏肉
彼女が喜ぶ
僕も嬉しい
唐揚げ食べたら彼女は笑顔
彼女の笑顔で一日変わる
唐揚げひとつで一日変わる
やっぱり唐揚げ
やっぱり鶏肉
今日はビールで乾杯だ
彼女といっぱい話すんだ
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クレヨンひとつ落っこちた
きれいなきれいな空の色
涙の色に似ているよ
クレヨンひとつ落っこちた
きれいなきれいな海の色
空を映した澄んだ青
クレヨンひとつ落っこちた
きれいだけれど知らない色
内緒でポッケにしまっとこ
いろんなクレヨン集めても
それでも変わらぬ僕の色
汚れた手を雨が洗う