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アルバトロスの部屋  〜 投稿順表示 〜


[106] 優しい声に惹かれて
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例えば
君の声とか
君の瞳とか
そういう君の全てを
世界に二つとない宝物を
出会った奇跡に重ねて
ナイフで切り裂いたような
そんな現実に
旋律を奏でてみたら
それが不確かなものでも
羽根を広げる意味がなくても
君の優しい声に惹かれて
世界に僕は踊り出るんだ

2006/06/13 (Tue)

[107] とにかくさよならだ
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聞こえているかい
見えているかい
逃げていく現実が

続ける意味はないよ
未来が新たな顔を出す

裸足になった僕は
何もできないまま
居場所を失った

さよならだ
とにかくさよならだ

2006/06/14 (Wed)

[108] ここに居たくて
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わからないよ
それを伝えたくて

君を傷つけるつもりは
うん
ないんだけれど

多分そうじゃないかな
それを伝えたくて


僕が思ったこと
伝えてみて
君はそれでも
僕に優しく微笑むかな


怖いんだ
それも伝えたくて

それでも僕は
君を知りたくて
僕を知ってほしくて

2006/06/17 (Sat)

[110] その詩
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そこにあるはず
そう思っていたのに
それはもうなくて

その事実を
それでも受け入れられず

そうして僕は今日も
そういう意味での好きを
そんな感じにまとめて
そして詩にした

2006/06/21 (Wed)

[112] 
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そんなんじゃないんだと
目の前の不確かな事実を
必死に否定して
その事実に真実を描く
他でもない犯人は僕だ

描きそびれた君の顔を今
虹に重ねて描くよ
雨はさっきやんだのに
それは涙色に染まって
そうまさに
虹が姿を消したとき
まさかの雷に
僕は逆光で顔を失った

2006/06/25 (Sun)

[114] はい。
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いろんな感情が混ざって
吐き出していた

それを笑顔で眺めたとき
ああここで
僕はとりあえずここで
けじめをつけなきゃって
思ったのです

2006/07/03 (Mon)

[117] 輪廻
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間に合うか
間に合わないか
ウサギは遥か遠く
追いつけるか
そんなアリスになった気分で
間に合わないと
悟ったから
僕の息子にバトンタッチ
とりあえず頑張ります
そういう親孝行




poem2021

2006/07/09 (Sun)

[119] 朝 煙草と後悔
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朝 煙草の煙
溜息よりも重く吐き出す
だけど僕の顔を覆うように漂う
過ちを隠すように

自分以外のすべてに嘘をついて
そうすることで
結局自分にも嘘をついて

ああちくしょう
煙が目に染みて涙が滲む
勘違いした涙が溢れて
僕が慌てて空き缶に押し込んだ煙草と後悔
消えたのは煙草だけ

2006/07/14 (Fri)

[120] この街で僕が守った昨日
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つらい。
そう言えばいい。

わかってる。
だけど、


言えないよ。
誰にも、
言えないよ。



約束があるから。




そう、
ここにしか、
僕はいない。


なのに僕は、
僕を探す。



今日も、
この街で、
風が僕の頬を、
するりと撫でた。

2006/07/15 (Sat)

[122] ひとり
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僕は
笑っていても
叫んでいても
友達といても
ひとりでいても
ひとりだった


気付かせたのは僕
泣いていた僕

今は違う

2006/07/19 (Wed)
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