詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
何を取り戻すわけでもなく
どこに逃げるわけでもない
ただ時間は戻らないし
逃げてもギリギリの平行線上
そう知ってしまったから
一人歩きした感情が僕を追い抜けば
まだ今よりずぅっとマシかな
だけど見た目よりも
いつも中味が億劫なんだ
僕はずっと瞼の内側の世界を
眺めていたのかもしれない
詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
夏の気まぐれな風が通り過ぎた
百均で買った風鈴が
少しだけ微笑んだ
さっきまで物憂げに僕を見ていたくせに
近所の気まぐれな猫が
僕んちのベランダにお邪魔してきて笑うから
僕も煙草を消して
微笑んだ
その時
僕はこの涼しげな風鈴や気まぐれな猫を
誰かに教えてあげたくなったんだ
詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
僕の中に渦巻く
時間の流れに彷徨う光
君がくれた全てが
僕の発した音を音楽に変えた
戸惑いながら
傷つきながら
それでも確信を胸に進んできた
バカでいい
そんなリズムもあるさ
君と刻んだビート
なにげなく
口笛で奏でたメロディ
僕と君の歩幅に
ああ寄り添って
詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
酒に呑まれてフラついて
フフン♪フフフン♪愛してる♪
身体が君を求めてる
フフン♪フフフン♪抱きしめて♪
ようやく素直になれた僕
涙なんて知らないと
意地を張るのはもうやめた
フフン♪フフフン♪愛してる♪
フフン♪フフフン♪君だけを♪
今宵も月が僕たちを
優しく照らしてくれるから
詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
ヤイタイフウヤイ
風鈴揺れても嬉しくないぞ
ヤイタイフウヤイ
1日暇でも嬉しいないぞ
ヤイタイフウヤイ
ヤイタイフウヤイ
ヤリタイホウダイ
ヤリタイホウダイ
時間は二度と戻らない
ヤイタイフウヤイ
僕も一緒
ヤイタイフウヤイ
あなたも一緒
恨み恨まれ
イキナガラエテ
詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
迷路なんて
結局は自分の造り上げた幻想
雲よりも風よりも
あの星空よりも
気まぐれなのは自分自身
途方に暮れた僕は
冷たい雨に気付きもしない
もう自分勝手だけれど
あのさ
君のそばにいるよ
君がそばにいなくても
目に溜まった涙が
静かに落ちて
幻想が終わるから
君のそばで
詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
タオルケット
背中から肩に巻いて
ギターを手に
掻き鳴らしてみたけど
僕に何ができるだろう
お月様が言うには
見ないふりすればいいらしい
でもさやっぱり
僕は祈るよ
愛する誰もがそうしたように
ああお月様
僕は言葉を紡ぐよ
それだけは僕にもできる
できるんだ
笑うな
詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
永遠を夢見るから
人生は儚い
人生は儚いから
永遠を夢見る
だけど
ここには永遠なんてない
そんなことを
できるだけ考えないようにして
手軽な幸せを求め彷徨う
つまらない生物
それが僕