詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
とんぼ返りして
世界は回る
それでもちっとも変わっちゃいない
とんぼ返りして
景色が回る
そしたら君が笑っていたんだ
だから今日も
とんぼ返りして
世界は回る
景色もぐるぐる回る
それでもって君
これでもって僕
大笑いしたのさ
詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
君を
なんていうか
そう
どうにかして
捕まえたいなって
たくさん
罠を仕掛けて
そういうわけだけど
まあ
君は全く
罠にかかるとか
そんなんじゃなく
楽しそうに
空を駆けていくから
僕も慌てて追いかけて
そうだね
罠にかかったのは僕さ
ちくしょう
詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
とてとて
ぺたた
てんころりで わっ
どきどき
たたた
てんころりで きゃ
わくわく
だだだ
てんころりで ひょ
さてさて
かかか
てんころりで えっ
やれやれ
すすす
てんころりで ぎょ
とてとて
すたた
てんころりで おしまい
詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
キンモクセイが香る
僕らの帰り道
ふたつ並んだ雲が
秋色に染まる
植物性が香る
君の髪の匂い
夕暮れせまる街が
秋色に染まる
そして
君の頬も
秋色に染まったなら
そう僕は
思いながら
少し切ない溜息をついたのです
詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
背中が重いぞ
乗るのは誰だ
両手が重いぞ
握るの誰だ
体が重いぞ
ああ重い
荷物は全部
捨てちまおう
抱えきれない
捨てちまおう
背中が重いぞ
抱きついたの誰だ
両手が重いぞ
引っ張るの誰だ
ようし捕まれ
風をきれ
もっと速く
走ってやるぞ
君が笑うと
笑うの僕だ
詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
昔の僕が今の君に恋をしたら
きっと僕たちは
スクリーンの中で出会う
そして
今の君が昔の僕に恋をしたら
きっと僕たちは
スクリーンを飛び出して
そして君と僕は
恋人たちのような
大人たちのような
キスをするんだ
早く幸せになって
早く幸せになって
君を見つけたのは
僕なのに
詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
風の一生のように
僕の一生も
始まりと終わりがわからない
一瞬なのだと
星になった君が輝きながら
そっと耳もとで
僕に教えてくれた
だからその夜
溜め息の僕
両手で囲った月を眺めて
なんだ
全部ちっぽけなんだ
そう呟いて
そうして朝に
また朝に
また明日の朝に
君に笑顔を約束する
詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
繊細な夜の光に
白い君の頬が綺麗
星屑も僕らに
想いを伝えてる
僕も頑張んなきゃ
手が届かないような
錯覚と憂鬱のシーソー
ちゃんと届いてますか
タイミング悪く
流れ星がひとつ
退屈もさよならも
ぜんぶ君のペース
僕は見てる
最初から最後まで
君にときめいてます