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太陽なんて望まなかった
誰かの光で輝く
月で良かったのに
手に届かない光じゃなかった
熱くて触れられない光じゃなかった
離れたのはどっち
離したのは私
太陽なんて望まなかった
月の光さえも眩しく見えるよ
闇に落としたのは誰
自ら進んだのは私
それでも
私は太陽なんて望まなかった
月で良かった
誰かの光でいいから輝きたかった
我が儘でも勝手でも
この気持ちが消えることはないよ
届かない光じゃなかった
奪ったのは誰
失くしたのは誰でもない私
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壊す
汚す
自分は
自分を
コワセ
ケガセ
全てを
全てを
染まらない
黒にもなれない
美しい
白にもなれない
中和する
グレーにもなれない
ワタシはナニイロ
壊せ、壊せ
汚(よご)せ、汚せ
ワタシヲ汚シテ
…いっそ
漆黒の光まで。
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夜が明ける空に
いつからか光を見出せなくなった
暗闇に包まれて
月灯りに照らされて
大切なものは
手を伸ばせば届く距離にあると思ってた
片目の視界に見てた夢
いつのまにか遠くて
とっくに届かなかったのに
大きく近くに見えたのは
思いの強さのフィルターのせい
ただ思うだけじゃ
願うだけじゃ
叶わないことくらい知っていたはずだろう
人は時に
ふと盲目になるんだ
夜明けに光を見出せなくなったのは
故意に目を閉じているから
暗闇のまま
イマが続けばいい
また一日
一日と
あの日から遠ざかるのがこわい
あの日を迎えるのがこわい
受け止めたくない現実を
夢を失った私を
両目で真っ直ぐ見つめることができたら
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好きだったの
愛されたかったの
求めていたの
欲していたの
好きだったの
一緒にいたかったの
求めていたの
掴み取りたかった
夢を見ていた
でも逃げていた
それが理由と言うなら
私にはどうすることもできなかった
だけど
だけど
好きだったの
愛したかったの
求めていたの
求められたかった
ただ好きだった
同じ時間を過ごしたかった
失った夢と
こびりついた過去を
全て私から
奪ってください
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私のまま
私を生きて
苦しんだ
悩んだ
理解されなくて
気付いてもらえなくて
誰にも言わなくて
言えなくて
私がただ
私を生きたかった
私のままで
居場所がほしかった
なにもかも失って
もう思い出だけが輝いてる
今と未来に
光が見えない
過去の光は
胸に刺さって傷を抉る
未来を
今を
受け止めきれないよ
こうして逃げてることも
やっぱりただの
わがままだけど
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たったひとつを
失ってしまった僕には
もう悲しみしか残ってないんだ
たったひとつから
逃げてしまった僕には
もう後悔しか残ってないんだ
たったひとつだけ
求めていられた僕なら
この今は変わっていたのかな
たったひとつを
なくしてしまった僕に
苦しみはずっと残されてしまった
傷跡はずっと開いたまま
後悔はずっと後悔のまま
乗り越えることさえ
許されないんだね。
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夜は味方だ
暗闇で僕らを隠して
星は僕らを照らして
月は僕らを導いて
光を知る
光が見える
満ち溢れてある太陽は
全てを照らす太陽は
僕には少し眩しすぎるの
光を感じる
夜は味方だ
そっと照らして
そっと包んで
静かな闇を
そっと守って
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どん底の景色は決して綺麗とは言えないけれど
この世界でも幸せはある
この世界だからこそ見付けられる
そんな幸せを大事にしたい
だけどいつまでもココには居られない
空はいつだって上にあるのだから
光はいつだって上から降りそそぐのだから
道はもう、上り坂しかないんだよ
道はもう、前にしかないんだよ
後ろを向いて変わることがあるなら
泣いて変わることがあるなら
いくらだって後ろ向いて泣けばいい
でもきっと 前を向くしか、
今が、私が、変わる方法はないよね?