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花房優希の部屋


[8] ツギハギ
詩人:花房優希 [投票][編集]

溶けるように 踊る

甘く苦い熱の中

私は蝶のように舞った

ひらり

ふわり

闇に紛れるように、泳ぐように

カラダを蝕むは、塩酸の海か

沈みながら光を見た

反射して、歪んだしろい閃光を

継ぎ接ぎの心は鳥に喰われ飛び散って

残ったのは、役立たずな精神

残像だけがゆらゆら揺れている

「思い出」という名の、キレイな虚実

そうして、





ワタシは人の形を亡くしてゆく

2006/04/21 (Fri)

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