詩人:阿修羅 | [投票][編集] |
死にゆくあたしに
罵声を浴びせかけるのは
もうやめに
していただけませんか
たくさん
しんどかったため
もう
いなくなりたいので
これ以上
負担
のっけないでくださいな
咽び泣く私は
そんなに貴方の瞳には
滑稽に映りますか
愛さない
と
決めたはずなのに
愛して
消えていく欠片にあたしは
何と言う感情を向ければ一番
妥当だといえるのでしょう
消えかかった月も
全てあたしを見放して
涙が枯れる
その日まで
泣けば
愛してくれますか
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怖々きいた
言葉からそのまま
帰ってこなくて3年
貴方を待ちました
幾度か
絶とうと思った
この気持ちも
貴方への
想いに掻き消されて
判らなくなりました
愛してる
を
呟いた貴方は
簡単に消えてしまう
どうしてこんな風に
簡単に済ませて
しまえるのでしょう
愛してる、が
簡単すぎて
怖い
沢山
怖いからもう
人を好きになるのは
やめましょう
と心の底に
誓ってすぐに
貴方に懐きたくなる
弱いあたし
やっぱり
消えたい
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風 をさがして
まう
いくつかのあたしの
ねがいは
最近おかしくなりはじめた
あたしのなかの
ひんやりしたとこ に
かくしてた
殺意を
よびさまして
しだいに
おっきくなる
ようなきがする
朝にまどをあけても
かぜがふきぬけないような
不快感におそわれながら
ものが通らないのどを
ひゅうひゅう、
いわせている
殺しすぎて
わからない
嘘になれすぎて
現実とゲームが
いりまじったなかに
いきている
哂うのも少し
得意になった
貴方は望まないのかな
その分うまく
泣けなくなった
眠たくなる前に
貴方の
そばにいきたい
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満ちてく部屋の隙間から
あたしに届く眠気は
少しのもので
貴方を夢見ながら
もしくは見ていると
思い込みながら眠りに
つくのがあたしの
唯一のしあわせ
揺らいでいたのは
貴方の優しさへ、でした
自然に沸き起こる気持ちを
上手に認められなかった頃
私はゆっくり
動き始めていた
終わり、と始まり、へ
死、という言葉で
がんじがらめにされた私は
何度も、なんども
吐きそうになりながら
倖せ、を生きていた
玩具のように抱かれた私は
なかなか上手く
哂えていて、
簡単に アイシテル を吐いた
ゲームのような感覚を
望まないと一昨日
私に云ってくれた貴方は
私にとっては遠すぎる程
綺麗な人でした
目の前が、明るくなるのは
久しぶりだった事を
覚えています
愛してる、が未だ言えないのは
大切にする事を
覚えたからだと
私はつよく、強く思います
だから、かな
もう少し、と甘えてられない
私はわたしで
キリつけないと
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揺らぐ船の上で
生か死を悩んだ
抱きしめていてくれたその手はもう
存在しないものだと知ってあたしは
途方もなく、途方もなく
泣いた
独りが嫌い
掴む裾さえ知らない
この気持ちはどこへ
やれば良いのって
ねえ、
誰に聞けば良い?
いくつかの感情を抱いて
あたしはまた
歩く
逃げるため
怖いから
そうやってあたたかい処に
身を置いてきた
最低
あたしはどう生きれば
幸せになれますか
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死んだ瞳だからあたし
何も見えないのと
嘘つけたら
傷つかないで
済むのかも知れない
誰も傷つけたくない裏は
あたしが傷つきたくない
罪を背負いたくない
それだけなの
決して綺麗ではないあたしは
どうしてか
必要以上にぬくもりを
求めて巻き込んで
傷つける
あたしも息が出来なくなる
それが繰り返されて
あたしは生きてる
最近わからなくなって
ぎゅぅってしてくれる
腕が欲しい
安心できる場所が
卑怯なんだろな
全てを繋いでおくなんて
不可能で
誰かが傷つきながら生きるのは
義務みたいなもの
久しぶりにおかしくなりかける
自分を外から冷たく視るあたしがいた
何人に謝りながらあたしは
生きてるんかな
狂っちゃえば
簡単なんだよ
自分で全て崩して
またおかしくなるんだ
大丈夫だと思うよ
吐き出す術はまだ少し
残ってるから
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今のいまでさえ
覚えてる何も
言わないで消えて
しまったこと
私の甘えが
大切なあの人を
苦しませたことは
最近また
振り返す痛みによって
明らかになった
瞳をつむりたく
なるような
衝動に襲われて
こじ開けた
向き合わなくて、は
我が身を痛め付けて
悦ぶほどあたしは
マゾではないわ
いくつもの記憶によって
成り立つあたしは
大切な人達の
心の破片の上に
立っている
こうして
足から通じる
痛みで刻み込む
繰り返しては
ならないことを
甘えては
ならないことを
生きているうちの
償い方はまだ
見つかっては
いないけれど
せめてこれから
出逢う人達だけでも
笑ってくれますように
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このまま
歌い続ければ
少しは
救われるかな
声、枯れるまで
伝わらないのなら
叫べばいい、んだ
きっと
涙だけ、頬を伝って
貴方への想いの
軌跡を残す
弱くて、ごめんなさい
手を、伸ばす
貴方の頬
拒まれそうな程
積みあげられた、不安
本当、を伝えられたら
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痛み、と
不安の中で
貴方を手探りで探して
どうして
こうなってしまうの?
己が弱さを恨む
もっと強ければ
誰も振り回さず済んだ
それとも、誰も
アタシに出逢わなければ
幸せだった?
知らないよ
誰が愛してくれるか
弱ければ、相手に
してくれないでしょ
誰か聞いてよ
アタシの音
誰か与えてよ
アタシの痛みに
振り返っても
前も後も不安
誰か唄ってよ
アタシの永遠と幸せ
誰か愛してよ
不安なんて
見えないように
零れ落ちる砂の
ようにはなりたくない
見たいの、アタシだって
繋がるモノ
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携帯カメラでくり抜いた
空の一部分
ホントに飛べたらなぁ
切なく呟いた
地に足はついたままで
アタシは風なのに、と
偽りの皮肉さえ
遠く、とおく
揺らぐ事のない未来へ
君をのせてこう
哀しみさえ
追いつかない程の
光る、彼方へ
生きている、実感と
貴方の温もりと
癒される事、は
遠くても、
諦めたくない
愛してる、だけで
終わりたくはない
見つけられるなら
愛する人
このまま
抱いてゆけるだろうか