ホーム > 詩人の部屋 > 阿修羅の部屋 > なんにも、ない

阿修羅の部屋


[228] なんにも、ない
詩人:阿修羅 [投票][得票][編集]


とりあえず

しまい込んで嗤います



未来がどうであれ


とりあえず

やらなければならないことがあるから


それをなんとか消化して
とりあえず嗤います



迷惑かければ
今以上わたしはわたしが
きらいになるから


死んで いいかい


ってきいて

何を求めていたんだっけ




なにも返って来ないのに






いつだって

何より

自分がきらい





嗤います


すべてをごまかして



自分だってごまかしてるから

他人が

わたしをどれだかなんて
わかるはずない




ごめんなさい

とわらう


死にたい

とわらう


消えてくれ

とわらう







さようなら



わらう






ほら

めがみえなくなって

みみがきこえなくなって

はながきかなくなって

うそばかりはける






さようなら


わらってればいい


その 無情




繋いで、いてよ


どうか




どうか





そうやって



願う


だれ、でもない

誰かに





すべて 空虚

わかってるよ






だから

さようなら

2010/09/24 (Fri)

前頁] [阿修羅の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -