詩人:阿修羅 | [投票][得票][編集] |
ただただ、
届かない
違う生き物だったといえば
それだけのこと
自らの血を分けた生き物だとて
理解するに値しないものもある。
昔はむかし、今はいま、と
してしまえるのは、
これから関係がはじまるからであって
むかしを踏まえ、いまをいきるには
まだわたしはあなたがたが恐ろしい。
最も逃げられない場所であるのに。
息苦しくてたまらない
自らの首を締めゆく某れ
呼吸が微かになってもなお
わたしはあなたがたから逃げつづける
愛している、紙一重で
あなたがたがわたしにおこなってきたこと
今もわたしは怯えている
子 という言葉を振りかざす某れに
わたしをわたしから見失わせるのは
ただただ、あなたがたの感情と言葉
普通に愛していたかった。
わたしで、申し訳ない
でも、わたしなんだ
申し訳ないけれど
だからわたしはわたしとして
いきてゆく
ずっと前から、重ねて重ねて
言っている
もう、放して
わたしは、わたしとして
いきてゆく
あなたがたが、顔向けできないのは
何に対してだ、?
違う、というのは
ほんとう か?