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阿修羅の部屋


[62] 己が道、振り返るは風の音
詩人:阿修羅 [投票][編集]

消えてく風の色

忘れ去られた想い出


君は今、何処?


我先と走り出して
息絶えた

あの人たちとは違うよね


そう、思っておく


留まる事を知らない貴方たちが

何をそんなに語ると云うの?



ただ意味もなく

想いは浅はか?



それが意味を持つのなら

どうして私は救えなかった



優しさに似た偶像


手に取りでもすれば
崩れ去るさ


永遠にも似た

希望を模った幻



独り、この胸に刻んで往く


往きつくであろう
その場所まで



他の誰かが
忘れ去ったとしても


私が決して忘れない


君の全てを抱いて往く

2006/02/10 (Fri)

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