詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
「みんな」と呼べる仲間が
欲しかった
わいわい がやがやと
騒いでみたかった
ボクには 友達もいなくて
独りぼっちが多かった
ボクの言う「みんな」は
不特定多数でしかなくて
同じ顔 同じ表情をしてた
まるで その群れた多数が
この世の正解であるかのように
ボクの言う「みんな」は
幼いころから いつも敵だった
ボクを傷つける存在だった
ホントは 笑顔の輪の中に
ボクも入っていたかった…
一緒に笑ってみたかった…
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復興や復旧って言葉を
いつまで聞くことになるんだろうか
被災地という表現で
いつまでここをそう呼ぶのだろうか
放射能という脅威を
いつになったら止められるだろうか
まだまだ遠いのかな…
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どうして こんなにも寒い中
キミは健気に 咲いていられるの?
荒れた北風に吹かれようとも
冷たい雪が 降り積もろうとも
強いんだね ただじっと
色鮮やかに咲いている
俯き縮こまって歩く 人々の片隅で
そっと慎み深く 咲く
その姿は 清く美しい
普段は 気がつかなかったけれど
ありがとう
元気をもらえるよ
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自分のエゴなのか
自分の感情では 確かに
「痛み」や「寂しさ」
感じているのに
それを言葉にすることが
声に出してしまうことが
相手を 自分の都合に巻き込み
振り回してしまうことなのだろうか…
素直な気持ちなのに
助けを求めたくても
誰にも打ち明けられず
尊重されることもなく
今日も黙って ただじっと
押し殺してしまうほかないのだろうか…
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「好き」だなんて言葉
嘘なら 要らないのに
バカだから 信じてしまうよ
キミのことが 好きだから
ただ 「寂しさ」を埋めたくて
「誰か」に優しく されたくて
相手が「偶然」 ボクだったんだね
本当のキミは 違う人を見ていて
結局 ボクの勘違いだったのかな…
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遠くで 言葉をかけるだけより
寄り添って 支えてあげれる方がいい
独りで 苦しまれるより
一緒にいて 苦しさを
和らげたり 紛らわせる方がいい
あなたは「カッコ悪いから」なんて
弱い姿を 見せようとしないけど
独りにはできない 放ってはおけない
だって
そのために 私がいるんでしょ
そのためにも 私は居たいんだよ
誰よりも好きな あなたのそばに
誰よりも好きだから あなたのそばに
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他人の心は 分からない
鈍感なボクには
相手の心を 読み解くことも
空気を読んで 察することも
出来ていないのかもしれない
それでも
傷つけてしまうことがあっても
自分が傷つくことになっても
関わっていたいと思うのは
やっぱり キミが好きだから
ただ 今のキミに
なんて声をかければいいのか
どんな言葉なら 響くのか
未熟なボクには わからないから
せめて こうして
抱きしめさせて
夜が明けるまで そばに居させて
詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
もう どこにもいない
天国に行けば 会えるって
デートの続きが出来るって
本気で 信じていた
だから どんなにつらくても
どんなに苦しくても
頑張ってこれた
我慢し続けてこれた
「きっと向こうで 待っててくれる」
それが それだけが
唯一の希望だった
心の支えだった
だけど…
幻だったみたい
それこそ ボクの勘違いだったみたい
なんのために…
誰のために…
ボクは 闘っていたんだろう…