オセアニアの夏を越えて今また日本の冬を越そうとしているページをめくる僕は詩人で次の季節までチャプター沿いの時間はまだあるから君に出逢うにはもうしばらくかかる誰かが僕の声を思い出した頃あの頃の君の声を僕は再生している雨の日を走る消防車を遠くに聞くようにオセアニアの夏を越えてオリジナルの詩を呟くただ、細い詩片の一行を吐息に、からませて
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