網目模様の青い宙湿った足元繫ぐ白糸とおく視得るね、あなたと僕を結ぶ朝の昼の夜のミシン糸。黄色く、光る怒る、宙の槍乾いて消え去る事恐れた昔の昔のヒトが縒ったんだね此処から続いて遥か先へ伸びる力強い ちから耳の奥に響く腐りかけの臓腑に染みる僕の奥の方まで聞こえるでしょう?侵食していく大地宙僕とあなたを繫いでいく。黄色いミシン。
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